狂乱フリーク 公演情報 狂乱フリーク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    何が沈んでいますか
    シンプルなセットは奥行きが深く、見下ろし型になる席が多いd-倉庫では箱庭のように見えた。その舞台全体を使って、いくつかの「場所」を作り出したかと思えば、大量の役者達がところせましとハイスピードで歩き回ってそこを町の雑踏に変える。
    黒をメインにしたモノトーンのセット。そこに最終シーンでは極彩色が降る。
    視覚表現の手法が面白かった。

  • 満足度★★★

    描ききれてないか
    何を描きたかったのか、何を物語として見せたかったのか、余り見えなかったな。また、ラストだけ見ると、今までのはTVドラマだったの?とも思える。最初にもう少し説明シーンを入れた方がよかったかも。
    ただ1時間45分の上演時間は不思議と長く感じなかった。

  • 満足度★★★★

    狂乱フリーク
    初めて観るユニットでした。
    知り合いの方、他の公演で拝見した方が何人がご出演されていた。

    ネタバレBOX

    テーマとして感じたのは、
    「何かから逃げる、追う、追われる」「沈む」「本当の自分」etc.

    まだ他にも色々言葉にして表すのが難しいテーマがあるだろう。
    そのため難しい作品かなと思ったが、
    役者がそれぞれ登場人物の個性がきっちり描き分けていて、
    一言では言い表せない世界を作り上げていた。
    シンプルだけど推理的要素もあって楽しめた。

    主人公の辻(岡慎一郎)と中学時代のクラスメイトが中心になっているが、
    彼ら以外も話を広げられそうな魅力を持った登場人物がいた。
    例えば事件の陰湿さ、凄惨さを望むいずみ(キジマチカ)とか。
    もしかしたらそこを同じ尺の中でさらに深みとして出せたら、
    良い意味で「気味の悪い、得体の知れない」感じになっていたのかも。

    辻の先輩ミヤマ(佐藤匡)と
    中学時代のクラスメイト黒澤(フジタタイセイ)が見応えあった。
    黒澤の気味悪さとミヤマの飄々としながら押さえる所は
    しっかりしているのが良かった。

    女優では、ミヤマの助手(ニシハラフミコ)、マリ(日野柚莉)、
    リリカ(森かなみ)が気になった。

    あと舞台美術がシンプルで好きだった。
    ラストに出てきた小道具で
    様々なものがくっついた被り物に何か意味があるのか、知りたかった。

このページのQRコードです。

拡大