満足度★★
官能的な詩とダンス
絵画や写真が展示されているギャラリーでのスタンディング公演で、官能性の高いパフォーマンスでした。
パンツだけ穿いて全身にテープを巻いた上に白塗りをした女性ダンサーが台座の上に彫刻のように静止していて、男性が天井から吊された詩の断片を読んだり、観客に読ませたりしている内に女性ダンサーがテープを剥がし結っていた髪をほどいて台座から降りて、若い男性ダンサーと愛撫するように踊る展開で、はっきりした物語は無いものの詩の内容に沿ったダンスで分かり易かったです。
男性ダンサーも最終的にはパンツだけになりましたが、エロティックな表現が下品になってないのが良かったです。
運営があまり上手く行ってなくて、パフォーマンスの質を下げてしまっているように感じました。
上演中にスマートフォンで写真を撮る人が多くて、画面の明るさやダンサーや観客の邪魔となる位置に立っているのが気になり、撮影禁止にするべきだと思いました。
映像を壁面に投影するシーンでもプロジェクターを遮っていることに気付いていない観客がいて、影にならないように誘導すべきだと思いました。