満足度★★★★★
【詳報】「劇場版」での再演も希望
父の七回忌の翌日、久しぶりに兄弟姉妹が集まった中に訪れる不審人物…。
序盤から昭和中期の「オトナが作っていた頃の日本映画」のように丁寧な日本語・正しい敬語に感心。
奇しくも2週間ほど前のコマイぬ公演で日本語の美しさに気付いたこの会場でまたもや…。
ほのぼのとした“ホームドラマ”系の前半と、来訪者の正体が明かされ波乱が起こるもさりげなく敷いておいた伏線を回収してキレイに落とす後半という対比もメリハリが利いているし起承転結に則って巧み。
ネタがネタだけに類型的な部分も少なからずあるが巧く組み込み効果的に使っているし、中盤での末っ子とその恋人、終盤での長女夫婦の会話を筆頭に名台詞も随所にちりばめて全体としては完成度が高く大いに満足。
(ま、一部演技に力みはあったがな(ぼそ))
恐らく一般的な劇場での公演に変換することも可能…どころか堤泰之の「煙が目にしみる」のようなスタンダードになりうる作品だと思うので演を重ねて欲しい。
なお、双頭ユニットであり両主宰の企画を交互に上演するそうなので、その意味で次回公演、次々回公演にも期待。
満足度★
ただの切り貼り
というか脚本も演出もTEAM NACS 「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」そのもの。あれで原作表記しなくていいならこの世にパクリは存在しなくなりますね。最後もサマーウォーズだし。
脚本演出の方は原作を明示したうえで編集って名乗った方が良いんじゃないですかね。
原作に思い入れがある分、憤りを強く感じました。
満足度★★★★★
【速報】実は正統派にして完成度高し
タイトル、団体名とは裏腹に(爆)起承転結に則ったストーリー展開・全体構成から昭和中期の「オトナが作っていた頃の」日本映画のようにきれいな日本語・正しい敬語から、完成度はかなり高い。
一部気張り過ぎな演技や椅子の座り心地などの難点もあるが、それを補って余りある出来映えに大いに満足。
※「初物」に弱い(あるいは甘い)σ(^-^)ゆえ、ハナシ半分で受け取って下さい(爆)
会場の雰囲気とよく合っていた作品
紡ぎ出される物語世界が会場の古民家の佇まいとよくマッチしていていい雰囲気を生み出していました。上演時間は約2時間(休憩無)。