満足度★
消化不良・・・
体調不良もあったのでしょうけど、
この程度?と首をかしげたくなる内容でした。
役者さんは良いですよ、
ただ作品そのものがグダグダ長くて・・・
アクセント付いてないし、作品への「引き込み」が弱い気がします。
また、これを見て後に「何か」が残ったり、印象に残ったり、
心に響くものがあったかといえば、
残念ながら無いです。
消化不良。。。
蜷川さんは、どうお思いなのでしょうかね?
本当に素晴らしい作品と思って魅せているのでしょうか?
少し疑わしい・・・
満足度★★★
萬斎さんと菊之助さんが
戯れている姿を観られただけで本当に幸せです。蜷川さんありがとう。
観ているときは、歴史のアナザーストーリーのようなものだと思っていたので、人々の感覚といい、あまりに史実とかけ離れていて違和感を感じ、描かれる世界に興味を持てなかったのですが。
家に帰ってきてパンフレットを読んだら、元々、歴史的興味で書かれた脚本ではないんですね。脚本が書かれた当時の日本を、木曽軍の姿を借りて描いているのか。全然わからなかった…OTL
でもそうやって、現代につながる話を描いているのだと思って考えてみると、胸が苦しくなってきます。
あと、私の感覚では言葉を飾りすぎていて、まだるっこしく感じてしまいました。それもまた、蜷川さんのこだわりだったようですが…。
しかし萬斎さんと菊之助さんは、美しく、かっこよく、かわいかった。
これで最初で最後と言わず、またやってくださいよ。
満足度★★★★★
全てが一流
全てが一流。本当にこの一言です。
野村萬斎さんはお歳が途中で分からなくなりました。
本当に。
殺陣で俊敏な動きをされていて、ああ、そうだよね、お若いよね。
と安心するほど、おじいさんでした。
尾上菊之助さんは本当に美しい。
C列だったので目の前で拝見したのですが、
こんなに霊が似合う方がいるのか、と思いました。
とにかく、主役のお二方に圧倒されて、
それだけで鳥肌が本当にずっと止みませんでした。
演出についてはパンフレットを読んだところ、
政治色を消したとのことですが、私には割と色濃く感じられ、
それがまた面白かった点でもありました。
それと、単純に素人考えですが、
あれだけの個性を自然に上手く使いこなしているからには、
相当な演出力が働いているんだと思いますが、私にはまだわかりません。
ホンについてですが、蜷川さんもパンフレットでおっしゃっていましたが、
とにかく台詞が美しい。
そして、老い、恐れ、美化など、私が若者ゆえ、普段感じ取ることのできないが、
ものすごく共感できる内容でした。
まだチケットが取れるならもう一度行きたいです。