地球戦士ゼロス~光と闇のクロスロード~ 公演情報 地球戦士ゼロス~光と闇のクロスロード~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    90分!のヒーローショー?
    ヒーローショーのようで、がっつり90分弱!
    しっかりとしたストーリーで、ヒーローショーの名を借りた完全な演劇公演!
    殺陣ならぬ、ヒーローの格闘アクションも良かったです。
    そしてヒーローショーに有らざる勧善懲悪でない内容…。
    演劇好きの人には楽しめた内容でした。

    が、(最前列と2列目はお子様たちの優先席で)結構、お子様も来られていましたが、90分にも及ぶ演劇を楽しんで貰えたのか、少し心配でしたが…。
    結構、飽きずに、子供たちも物語に浸るように真剣に観劇してました。

    地球戦士ゼロスが啓発するテーマは「犯罪ゼロ」「環境破壊ゼロ」「公共マナー違反ゼロ」。
    本公演は上記テーマと全く関係がない…?
    いやいや!人類の愚かさから時間を止めてしまうと言う環境破壊を…。
    以下ネタばれにて…

    ネタバレBOX

    時を司る二人の女王、光の女王ソラリアと闇の女王ルナリア。
    そして光のソラリアを守護するゼロスと、闇のルナリアを守護するザクス。
    その光と闇が対立する異世界では時(進歩)が止まり、人類は緩やかな破局へと向かっていた。

    しかし時を止めてしまったのは、人類の傲慢。
    人間は不老不死を手にするため、時間を司る人間ざるも者、昼と夜(光と闇)を司るソラリアとルナリアを作りだし、不老不死になろうとするが失敗。時を止めてしまった。
    時を再び進めるには、光と闇のどちらが滅び、どちらが生き残るしかない…。
    そして最後に残るのは、昼しかない世界か、寄るしかない世界。
    激しく対立する光と闇。

    この状況を打破するため、異世界のゼロスは現在のゼロスを異世界に召喚するが、異世界では現在のゼロスは全く弱く、逆に足手まといになる。

    現在のゼロスの足手まといに乗じて、闇の女王ルナリアとザクスは、光の女王ソラリアを捕らえ、世界を闇の世界にしようとする。
    そして以前の記憶を失っているソラリアは、ルナリアから真実を告げられる。

    実はソラリアとルナリアは姉妹であり、時間を止めてしまったため、創造主である人類から酷い仕打ちを受けていた事。
    それを見かねた守護神ゼロスとザクスによって、それぞれ救出され、生き別れた事。
    そしてソラリアは別れ別れになった妹ルナリアを想い、そして人類からの仕打ちにうなされ、気が錯乱した事。
    それを見かねたゼロスによって、ソラリアの過去の記憶を消去された事。
    またゼロスによって人類の科学そのものが破壊され、ゼロにリセットされた事を、ソラリアはルナリアから聞かされる。

    そこへ、怪物が乱入!
    人類の元貴族層が、女王の支配から脱却し、人類による支配を取り戻そうと怪物を作り出し、女王に対して反乱を起こした。

    圧倒的な怪物の力の前に、ゼロスとザクスは死力を尽くすが、力尽きる。
    そして二人の想いを引き継いだ現在のゼロスによって怪物を倒される。

    救世主のゼロスとザクスが倒れることで、再び時間が動き出し、正常に昼と夜が繰り返す世界を取り戻す(この下りが少し説得力が無かったように気がしました)。
  • 満足度★★★

    客層ターゲットを思う
    日本橋にいるご当地ヒーローである、という以上の情報を全くもたずに観に行きました。
    昨今ゆるキャラと共に巷にあふれている、ご当地ヒーロー。
    関西小劇場の役者さんの中でも関わっておられる方が何人もいらっしゃるおかげで、全く馴染みのないそちらの世界にも馴染みができてきた今日この頃。
    この公演のおかげで、日本橋にもご当地ヒーローがいたのだということを知りました。

    わたし的にはヒーローショーを観ることになるんだと思って行ったら、存外思った以上にストーリーがしっかりしていたという(笑)
    心に残ったのは。
    上野淑子さんの歌声、生歌ではないけれども、やっぱり素敵☆
    この歌声があるだけで、ブラックタイツ!?って思っちゃう(笑)
    一番後ろの席からだったので、遠くて表情などは全く見えず・・・長縄くんがどこにいるのか見分けられませんでした・・・心残り。
    むしろしゃべり出すまでは米山さんも判別できなかったという。

    どうしようもなく存在感を醸し出しまくっていたのが、コーキさん!
    ヒーローの悪役という存在が似合いすぎて、はまりすぎて、たまんなかったです!!
    あの声は素晴らしい、低音で場内に轟く、そしてワル。
    これ観たヒーロー関係の方から、オファー殺到すればいいのにとさえ夢想しました、主に悪役オンリーで。

    スーツアクター達がねぇ、4体ほどいたのですが。
    正直、みんな同じような色してるから、全く見分けがつきませんでした、ということを告白しておきます。
    主に立ち位置で、今あれがあれだなと思っておきました。
    殺陣はもっとがっつりしたクオリティでも良かったかな、ちょっと動きが重たかったかな。
    ラスト、暗転の中で光り輝くゼロスの胸のライトは綺麗でした♪

    ネタバレBOX

    わたしがこの公演を観ようと思ったのは、脚本がシアターシンクタンク万化の美浜さんであり、演出が彗星マジックの勝山さんであり、彗星マジックからコーキさん、米山さんが出ているという点でした。
    そして普段から観劇が好き、わたしはそういう客層。
    でも、この会場内には、そうでない客層が多数いらっしゃる。

    今回の公演、もっとヒーローショー寄りになってるのかなと。
    オープニングあたりは完全にヒーローショーで、スーツアクターじゃない素のお姉さんまでわざわざアフレコだったりしたのがツボに入ったりしましたが。
    それ以降、公演の中身は完全に演劇寄り。
    スーツアクターの殺陣などヒーローショー要素が入った、エンターテイメント特化型の演劇。
    客席との掛け合いなどは一切なく、長時間のお芝居をお子様達は楽しめていたのかな、どうだったかな、もっと楽しませてあげても良かったんじゃないかな、と思ったりしました。
    でもあそこまで徹底して客いじりがなかったのは、きっとそういう演出意図だったのだろうとも。
    ヒーローを観に来た人々に、演劇を楽しんで帰ってもらいたかったのだろう、とも思いました。
    まぁ別途、終演後にチェキ会もありますし。

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