tHe End oF EveRyThing 公演情報 tHe End oF EveRyThing」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    楽しめた!
    今回のイベント・公演は、劇団の忘年会を観客と一緒に楽しむこと。そして一夜限りの公演…。
    会場は、新中野にあるライブハウスで、劇団関係者・友人で満席状態だった。飲みながらリラックスして芝居を楽しんだ。キャストと談笑して、気がついたら結構遅い時間まで居た。劇団関係者の盛り上げようとする心配りが嬉しかった。

    さて公演は、特に舞台セットはなく、観客が座っている間を動きながら、少ない動作と台詞で状況説明をする。説明文にある「アインシュタインの相対性理論」「マルクスの資本論」「エンデの“モモ”」をほぼ順番通り説明していくが、これがまた面白く、見応えもあった。

    ネタバレBOX

    宇宙誕生という壮大な話から、恋愛という極めて身近な話へ繋げてくる。理論は、証明が出来れば納得性が得られる。一方、恋愛はその証明が出来ないし、その必要もない。当人同士がその気持になれば良いのだから…。ここまでが宇宙・地球と人間個人の関係が描かれている。さらに人間の能力には優劣があり、だから生産性(出来・仕上時間の差)が生じるという。短時間で作業が出来る優秀者が、劣者から時間を買い上げ、更に生産性を増す、という”資本論“と“モモの時間貯蓄銀行”が絡んでくる。最後は時間貯蓄も含め愛情で包み込む、というハッピーエンドになる。
    面白い着想と話の展開は見事だった。

    アンコールも手伝って?…会話劇に酔いしれた。
    ただ、狭い客席の間を動き回るため、接触、怪我が気になったが。

    楽しいひとときをありがとうございました。

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