満足度★★
もう少し深みがあると
タイトルから想像がつくが、主人公の大学生朝霧洋一は、クリスマスを楽しめない。いつも一人寂しく時を過ごす。そこには幼いときのトラウマが…
ストーリーは単純で演出も甘い感じがした。全体的には優しく温かい感じがするので好感は持てるが、もう少し脚本を作り込んで欲しかった。
上演後、このパフォーマンスユニット主宰のいちまつサンと話をさせていただいたが、今回のような劇場公演だけでなく、普段は幼稚園、公民館でも演じるとのこと。このような巡回公演を行っていることは喜ばしい。
都心には大・小劇場が多くあり、観劇の機会も恵まれているが、地方都市では厳しい。多くの方に観劇してもらえるよう、活動を続けてほしい。
その際、劇場公演と巡業公演とでは、観客の目線も違うかもしれない。そこを意識して芝居をしてはどうか。