満足度★★★★★
tag
村尾俊明サンがとてもハンサムで、これがTVドラマなら中村雅俊が配役だろうな、なーんてふと思いつつ舞台は始まりました。
芝居の流れを損なわない、アナログである舞台をデジタルに近づける試み、時計の秒針ではなく、数字が切り替わるような切り替え大成功です。
tag考えさせられる物語。
この劇団は確実に階段を上がってると感じさせるに十分な90分でした。
満足度★★★★★
住処(すみか)はどこだ?
5次元について考える。私たちのいるこの世界が彼方から見たら池の底で、その彼方から放られた石がコツーンと頭に当たってくるような、そんなイメージ。SNSというネット上の世界は何次元なのか?たくさんの人口がそこにうごめき、そこに存在する「私」というものは、こうして3次元に生きる私と果たしてイコールなのか?否か?情報の提供は己でチョイスできる。もちろん、創りあげることもできる。幸せだけを並べてくれる他人がくれるその世界はバラ色だし、やれどこそこが痛いだの、爪がはがれました、だのを並べてくるその鬱陶しい「かまってちゃん」の世界もまた仕方なくも自分の世界の一部に存在する。ガレリオ・ガリレイが天の川が無数の恒星の集まりであることを発見したように、彼方からみたら私たちも一本の川であり、Facebookもまたそれに近しいものであろう。個=自分自身は常にここにあるのに、その「ここ」がどこなのかはわからない。居心地の良い場所を住処(すみか)とするなら、ある者には2次元(コミック)、ある者には3次元(リアル)、ある者には4次元(スピリチュアル)、ある者には5次元(彼方=Facebookのようなもの)であって不思議はない。2、3、4、5。4本の川。1はどこだ?それは想い出であると仮定しよう。つまりは過去だ。6番目はどこだ?それは夢であると仮定しよう。つまりは未来だ。この物語は2〜5番の話だ。実によくできており、夢中で観た。ふと忘れていた1と6について、いま考えさせられている。
満足度★★★★★
かなり好きな舞台!
毎回新しい刺激をくれる劇団5454さん。
今回もよかった。
セット、話、演出、キャラクター、演技、どれをとってもぬかりなく、かといってここが頭打ちだなとは感じさせない向上力を感じさせる舞台。
役者さんが増えて、魅力的なキャラクターが増えているのも大満足でした。
冒頭から頭を使うセリフたちも主演の村尾さんはスムーズに伝えてくれる。
へえーと思いながら、客観的に見ていてもいつの間にか話しに引き込まれて、役の誰かしらに共感を覚える。
とても日常で、いるいるこういう人っていう人たちばかりで、人のダメな部分を見せられつつも、見終わった後に清々しい気分にさせてくれる、そんな舞台でした。
満足度★★★★★
とにかくイイ!!
毎回「これまでで最高ー!」を更新してくれる5454。
今回はとても考えさせられるテーマでした。
前作「カタロゴス」以上に身近で、でもだからこそあまり向き合って見ようとしなかったこと、見ないふりをしてきたことを、いきなり目の前につきつけられたような感じ…
とても難しい理論を展開しつつも、ストンと頭に入ってきて、身につまされるような切ないエピソードも、最後はちゃんと昇華させてくれました。
こんなに深いテーマなのに、90分でちゃんと理解できて気持ちよくスッキリというのが、本当にスゴイ!
役者の数が増えて、全体的に厚みが増したように思います。
村尾さんのセリフ、アツシオさんのセリフ、あんなに長くて難しい内容をすんなり頭に届けてくれるのが素晴らしいです。
アツシオさん、たしかに教員とか識者のイメージが強いかも。今度はインテリやくざとかギャンブル狂とか、壊れた役も見てみたいです。
5454の作品は見るたびにどんどん進化していて、それでいて「あー、こういうところが春陽カラーだよね」と安心できるところが必ずあって、帰り道にいつもじんわり余韻を楽しませてくれます。
そして相変わらずオープニングがかっこよすぎィ!
満足度★★★★★
進化し続けてます!
ワクワクするチラシを手に劇場に着くと、これまたワクワクする美術セットのお出迎え。そしてワクワクするオープニング。大学で心理学を専攻していたこともあり、前のめりになる90分!ちょっと賢くなった気分を味わえます。相変わらずのセリフの面白さに加えて、難解な専門知識を誰にでもわかるようにセリフにする脚本力。それをすんなり自分の言葉として発することのできる役者力。やっぱりランドリーってすごいな!と感じることのできるお芝居です。まだランドリーの舞台を見たことない人がいるなんて本当にもったいない!必見劇団No.1です。
満足度★★★
思考が追いつきません
限られたスペースの中で場面転換をスマートに演出しています。説明がなくてもすんなり受け入れ理解できる。ここはいつも工夫があって感心させられます。
逆に思考が追いつかないのが話の本筋。同業者、マニア向けなのでしょうか、そもそもリピーター前提なのでしょうか。理解できないからもう一度見る、を狙っているのであれば完全に仕上げないとマズイのでは、と思ってしまいます。
満足度★★★★
大所帯になって賑やかさが増したような。。。/約90分
前作同様、作・演出家の学究肌が強く打ち出された作品。学びながら楽しめた。
ただ、観ていて頭を使うシーンが多いので、集団マイム的な身体パフォーマンスを増やし、もっと随所に挟み込んで欲しかったところ。
佑樹丸さんのコメディアンぶりがいつもより控えめなのもちょっと淋しい。
満足度★★★★★
何もない日常にある意外なドラマ
初日に観て参りました。
文句なし! ……と言う前に、もうちょっとこれ噛み砕いて考えてみたいなと思わせる舞台でした。
いや、舞台観て、面白くてくすくす笑って、胸にじんときて、文句はないのです。いいです。
でも、もっと考えてみたら面白い。何というか、噛みしめて二度美味しいようなそんな舞台でした。
満足度★★★
セリフの言い間違えが多いかな…
初日と言う事もあったのでしょうか、セリフの言い間違えが多かったです。特にストーリーに関係する部分のセリフが一部飛んだりして、意味が分かりにくかったのが気になりました。あと、全般的に役者さんの体のキレが良くなかったような…。でも好きな劇団なので、今後に期待します
満足度★★★★★
洗練された内容の作品
前作、カタロゴスに引き続き観劇させて頂きました(^^)
今回も期待通り、洗練されてて難解な内容を易しく講義されているようで心地よい90分間でした。
なんというか、頭を使いつつ納得しながら観られる芝居が珍しくて、個人的にはとても好きです(^o^)
次回作品にも期待です!