満足度★★★★
心理サスペンス風味の娯楽作品
永年の腐れ縁の相手を刺してしまった女が駆けつけた男に語る被害者とのあれこれ。
中心となる2人の名前にヒントがあったり、駆けつけた男性の名前にトリックがあったりというのも巧みで、娯楽作品として上出来。
いつの間にこんな作風を身に付けた?(笑)
なお、サイコサスペンス風の味わいにバーベット・シュローダー監督の「ルームメイト」('92年)を想起。
満足度★★★★
味わい堂々版スタンバイミー
味わい堂々さんの本公演『運命の女』千秋楽を、スタジオ空洞で観劇。スタジオう空洞は、9月の競泳水着さんの本公演以来、主演の浅野さんの公演は何度か観ていますが、味わい堂々さんの本公演は初めてでした。内容は、タイトルの予想とは異なり、見終わって、運命の女というタイトルはそういう意味だったのねと分かるお話でした。スタジオ空洞という狭い空間で、浅野さん、宮本さんの爆発的パワーが楽しめる舞台でした。
満足度★★★★
味わいあるわぁー
説明文とおりの物語が進み,意外な真実が明らかになっていく。こう来るとは思わなかったなぁ。これは味わってみるべきでしょう。主役2人,浅野さんと宮本さんの演技がお見事。十分堪能いたしました。
満足度★★★★
意外といえば失礼だが
中々な出来です。いろいろなことを考えさせられつつ、楽しませる要素も多々あり、現実性と仮想性もバランスよく織り交ぜられた構成になっていると思います。
満足度★★★★
ぞっとさせたり和ませたり
腐れ縁年代記。
その縁のどこが「腐れ」であるのか、回想場面によって徐々に解きほぐされていきますが、不思議と「腐れ」に見えなくなる瞬間がありました。
友人に悪意があるにしても、意図したものではなく、無意識が転じた結果そうなってしまったもののように見えたり。
ぞっとさせる面と和ませる面が表裏一体になっていたりなど、一筋縄ではいきません。
どうとでもなり得る濃い友人関係が、たまたま片方の死で終わったような。
この、どうとでもなり得るというところに、リアリティがあったと思います。
満足度★★★★
そうきたかー!
女友達に翻弄される女性が主人公・・・前日に観たロ字ックを思い出す設定で(またこの手の話か、と)個人的に閉口しかけたのはまったくの杞憂に。
浅野千鶴は安定した上手さ、そして今回は宮本奈津美が非常に良い。主演の2人を知り尽くした上で作られる作品だからこそ生まれる空気感は3人ならでは。初めて味わい堂々を観たときのガチャガチャした作風から大人になったなーと、作品の余韻とともにしみじみ思う。
満足度★★★★★
無題1330(14-379)
19:30の回(晴)。18:45受付、19:00開場、入って右が客席、最前列はミニ椅子。
19:28前説(90分)...何か言い忘れていると思う。19:33開演~20:59終演。
「説明」にあるように、冒頭、殺人シーン...ですが、それだけでは終わらないお話。ですのでぜひネタバレなしで。
物語が進めば進むほど舞台は歪さを増し、あらゆるものを吸い込んでいるのか、吐き出しているのか、何処かで崩壊するしかないのかと思って観ていた。