満足度★★★★
言葉・台詞を大切に、丁寧に発することに好感
「お前に捧げるその花は」
内容とゆっくり目で丁寧に発せられる台詞とが相俟って醸し出す昭和中期の雰囲気が懐かしい。
「収納がある部屋」
コミカルな台詞のやり取りに始まりながらいつの間にか不穏な感覚が漂ったと思ったら…な幕切れはまさにショートショートの醍醐味。
「あとの祭のまえ」
Mrs.fictionsでの上演を前提としたものだったとのことで(当日パンフレットより)まさにそんな味わい。
で、勝手に配役を想像したりも。(だいたいアタリ(笑))
「綺羅星ダイアログ」
視覚障害者の方々向けとして創られた作品ゆえに勧めに従って瞑目して鑑賞。
言葉を言葉のみならず「音」としても使うのが面白く、あちこちから聞こえる声を楽しむ。
あと、オープニングのタイトルコールもゲーム的な感覚とハプニング感があって面白かった。
上演時間約65分。