満足度★★★★★
凱旋
十色庵でのプレビュー公演も観ていますが、あの時は開演前から役者が板付いていた事もあり賑やかさを感じていました。
会場自体が明るめだったのもある。
今回はとても落ち着いた雰囲気だった様に思う。
時間堂はやはりとても良いものだ。
こんな全国ツアー公演が成立する様に人が集まるのが素晴らしい。
本当に精力的なかたがたって、場所とか軽々越えて集まっちゃうんだもんな。
大変でないわけがないのに。
アフターイベントの時にどうやって地方メンバー集めたんですか?
みたいな質問が出ていましたか、その答えが「オーディションやったらなんか来た」という(笑)
そうやって集まってくる土壌がちゃんと作れているのだと思う。
地方もどこか行きたかったなー。
実は検討はした(笑)
良い悪いの前に、対話出来る様にがいいよね、という割りとシンプルな事ですが、そのシンプルな事が難しい。
こうして観せられてやっと少しだけ思い至れる、そんな気がする。
話し合おうよ、と提案すればそれで良いわけではない。
相手の話を聞くつもりがあるかどうかが問題で、ほとんどの人がそこは無自覚なんじゃないかと思う。
自覚的にシャットアウトしたりする事もまぁあるだろうけど。
今更だけど内容に触れるのは苦手。
特にこういう観る側もちゃんと意見言った方が良いんじゃないかというテーマの時はこまっちゃうね。
これがこうだからこう!
と言えるならば観に行く必要がないと思うし。
一言では言い表せない感じた事、それが残っていれば良いと思う。
という逃げ!
間違いないのが芝居を観た、という充足感を特に感じます。
満足度★★★★
進歩か
うがった見方であるが、いったいこれから世界ははどうなっていくのかを原発を通して問いかけている。
科学の暴走と人間の営みは制御していけるのだろうか、喜劇の体裁をとってはいるが決して笑って済ませる話ではない。
といってもそれほど重くなるような語りがけではなく、割とスーっと入ってくる、そんな芝居であった。