満足度★★★★★
楽しませていただきました!
旗揚げ公演ということで少々不安でしたが、充分に楽しませて頂きました。
田舎の4人兄妹の、その次男の結婚話に端を発する話。喜劇ということですが、テーマはずいぶん重い悲惨な話。
けれど、適度にバカバカしく、重くなりすぎず、障害者などの難しい役所も嫌みなく表現されていましたし(役者さんの力ですかね?)、笑いも随所にちりばめられて、バランスがとれていたと思います。
前半は少々まったりする所もありましたが、後半に入ってからの展開にはぐんぐん引き込まれていき、そしてラスト、思わず泣いてしまいました。
結局、誰の言っている事が本当だったのか、誰が一番悪かったのか、その曖昧さもいい意味で余韻になりました。
いいお話でしたね。
まだまだ稽古不足かな?と言う箇所も見受けられたし、役者さんの技量不足なところもありましたが、個性的な役者さん達には好感が持てました。
でも、笑いのネタや出て来る曲が、昭和の香りがプンプンするのは主宰さんの趣味なんでしょうね。そのあたり少々古くさい感じもしましたが、分かりやすいので、まあいいかな。
満足度★★★
明るい感じだけど・・
全体的に明るくコメディータッチの舞台でしたが、登場する兄妹達は、実は不幸で悲しい兄妹だと感じました。これは犯罪だろうという行為を、美談としているような所や、ラストの救われない感じは、あまり気持ち良い気はしませんでした。面白くなかった訳ではないのですが・・消化不良でした。