満足度★★★
静寂美というか。
配役は10人以上いるし、舞台上の目張りの多さも目を引いたが、ほとんど2人芝居のような会話劇。
美青年にすがる男の様相が凄かったアラン。ランボォと対峙しての会話は時に性的であり、歓喜と絶望が混じり合う詩の応酬のよう。2人ともいろんなもん放り出して、模範的な生き様ではないけどw
アランのビジュアル、設定上は30歳くらいだったと思うが、あの姿は晩年をイメージ優先だったのかな?
繊細と狂気さと美貌が光るランボォ、まるで竹宮惠子漫画に出てきそうな人みたいだった。
二幕の其々の独白に、ようやくその世界観に浸れたが一部観客の呆れた行動で惜しむべき観劇になってしまったのは残念。アクシデントあったにも関わらず滞りなく進行していった舞台上の俳優陣は素晴らしかった。
満足度★★★★
岡田将生…とてもよい
オペラグラスを持っていったのですが、一刹那でも視界が妨げられる瞬間を作りたくなくて、そのままひたすら見つめ続けるという……ちょっと考えられない状況になりました、ふつう使うよね…………。
岡田将生ファンは絶対に見逃せません。
セリフ乗りこなせねぇとかさすがに転換多いよとか長くて疲れたとかその辺りなんもかんも全部ぶん投げて、とにかく岡田将生さんがいい。
誰しもが彼にこんな風に振り回されたいと思うし、それを目の前に現実のものとして顕現させてくれたことに感謝し、今夜を眠りたい。