「東西楽器」のハーモニーが独自の「流れ」に
24日のマチネは予備席が足りなくなる「満員御礼」だった。
大相撲の本場所において「満員御礼」の垂れ幕がかかることがあるが、実のところ国技館は9割程 埋まれば「満員」だ。「初日」や「千秋楽」は空席が目立っても そうらしい。
『羅生門』の役者と 力士を比較することはフェアではない。しかし、用意した、約100席だというパイプ椅子をしのぐ「観戦客」である。「立ち見客」も現れるが、誰一人 文句を言わず、ステージ上に鉄骨で形成された『羅生門』をひたすらに崇拝していた。
名実ともに「満員御礼」であった
(非常灯は消すべきだった)
※追記あり
満足度★★★★
面白かったです
学生の頃、本で読んだ羅生門が膨らみをもたせたお話になっていて
バックに、小鼓、二十五弦、ギター、バイオリンの演奏が奏でられ
人のエゴについて考えさせられました。
最初は盗人の腹黒さに嫌悪すら感じましたが、最後には、エゴの悲哀を感じました。