天狗のかくれ里 公演情報 天狗のかくれ里」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    河童・鬼・天狗と続く日本の妖怪3部作の一つだそうです
    夏休みの子供向けとしては出来が良いとは言えるのだが、
    ちょっとオチが弱かったかなと思った2幕(15分休み入りの約2時間)。

    ネタバレBOX

    現代っ子の主人公マコト君の等身大なセリフが心に響きました。
    おなかが減って川魚を捕るのですが、食べきれない量を捕ろうとするマコトをカラス天狗がいさめます。でもマコトも反論します「僕が捕まえたんだから、どうしようと僕の勝手だ。」と・・・。う~ん最近ラーメン屋で大盛り頼んで平気で残す方々をよく見かけるのですが、小学生レベルなんだよなぁと妙に納得できました=マコト君の台詞通りの行動なんですよね・・・・。カラス天狗は説明します「人間は一人だけで生きてはいない。食べ物などは循環するものだ、地球という限られた環境内では必要以上の搾取はするべきではない。」と。まぁキチンした大人なら応えられ指導できる話だよなぁコレ、と強く同意できました。

    こーゆーテイストの話で展開するのですが、説明にあるカラス天狗の出自とかは舞台上でもっと説明とか詳しくして欲しいと思ったデス。故郷に即した衣装とか自分の出身の話は詳しくしたけど、大天狗の下にどうやって来たとかは話が無かったんです。 チト残念・・・

    弱かったなぁというオチは、結局地球上の問題定義のみして子供の修行が途中となり、これからも修行はやっていくらしい・・・。で終劇となり、尻切れトンボ感がくっついたんですよ~。なぜ成長途中の子供のみに稽古・修行を付けるのか=これからの地球を担う次世代に世界を動かす力を持って欲しいからとか、台詞に盛り込んで欲しかったです。作中では若い子供の脳でないと修行にならないからと言ってたが、メインの理由は自分の意見の方にして欲しかったかなぁ・・・。

    マコト君の両親が子供のふりして天狗に捕まりに行くのは良いが、政府に天狗の里の調査を依頼するという署名を東京で集めようとするシーンは省いてもよかった気がしました。

    いろいろと修行として天狗の手助けが入るんですが、修験者でよくみる「トキン」が入れ物であり。水飲み用の容器とかになるとは初めて知りました。

    猪の長介が結構怖いモンスターとして登場するも、最後は皮と肉を残して命を食するという事を教える最後はカッコよかったです。

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