ハエのように舞い 牛は笑う 公演情報 ハエのように舞い 牛は笑う」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    使い切る舞台
    シアターイーストの舞台を、あんな風に使うとは、凄いと思いました。

    両サイドに、生演奏。ここはたまにあると思う。
    けれど、SEも生演奏さんがやっているのは、素晴らしいと思いました。

    舞台のつらに、仕掛けがあるのが素晴らしい。そこに、ボーリングの玉がどんどん落ちて行った時、舞台がボーリング場に見えてくる。
    他にも、自販機に詰め込む缶の処理もここで受け取れば、どんどん缶を舞台の上から落としても、平気になる。だから、自販機に飲み物を補充する作業員が良く解る。

    台形と言って良いのか解ら似のだけれど、出入り口が沢山作られている、後ろのセットも本当に良かった。後ろから光を当てて、その後の芝居も続いたりできるのが、実にすばらしい。
    窓や、扉も、幾つも有って距離感が、良く解る。良かった。

    個性的な、舞台だった

  • 満足度★★★

    15周年
    15年ずっと見てきたわけではないけど、説明書きやアフタートークも含め、当然いろいろあったんだなーと思う。

    お芝居自体はノズエさん本人も言っていたけど、散文的な短編がいろいろ重なって終焉を迎えていくような感じで、逆に主軸があるようでボケてしまった感が否めずという感想です。

    途中途中の歌と踊りも、良いところもあり、不要なところもありといった感じで。

    でも、トータル2時間は長すぎかな?

    生演奏とのコラボはとてもよかったと思います。

    あと、橘花梨さんのまっすぐな演技は、今回のはえぎわのメンバー構成にはとても効果的だと思いました。「牛に相談だ」つながりで彼女を選んだとしたら、ノズエさんの戦略は相当深いです。そしたら脱帽です

    おっきいボーリングの人の喋りは反則です。。。

    ネタバレBOX

    松尾スズキさんのアフタートークは何だかなぁ・・・

  • 満足度★★★

    タイトル通り
    15周年おめでとう。終演後、松尾スズキさんゲストのアフタートークあり。

    いろんな形の小話が連なって、家族愛や兄弟愛の出来事や、平坦な台詞でも劇的に言えば印象も変わるなーと。
    耳に残りやすい楽曲と生演奏は心地よかった、乾いた笑いにナンセンスさ、牛乳の件は日本人は胃腸が弱い、の言葉を思い出したが、目覚めたら一体何の夢を見てたんだろ?と思うような舞台だった。
    今回はちょっと長く感じた約2時間+AT約20分。
    アフタートーク、ネタバレ会話あり。

    ネタバレBOX

    ノゾエさんはなぜあそこまで女のデリケートゾーンを知っているのだろうかw、ボールングをする男の熱唱場面は中盤の盛り上がりのシーンなんだろうけど、その後が中だるみが続いていたような気もした。

    終演後、司会ノゾエさん、ゲスト松尾スズキさんを迎え、ユルくてしどろもどろなフリートーク形式のアフタートークの聞き覚え書き。
    ノゾエ氏と はえぎわ にまつわる思い出話、最近の松尾さん出演舞台等。
    ノゾエさんは多少緊張していたのか、主に松尾さんが率先して喋るが終始小声でおだやかな一定ゆるリズム。
    客席の上手側にノゾエさん、下手側に松尾さんの椅子並び。

    ・登場時、舞台仕掛けを覗き込む松尾さん「なるほど、こうなってたのか」と納得。
    ・ノゾエさんから「結婚おめでとうございます。」とお祝いコメントあり。→「しました」
    ・松尾さんとノゾエさんとの関係
    10年くらい前、松尾さんがえんぶゼミを1年くらい担当した際、ノゾエさんが松尾クラスの生徒だった。はえぎわ内の同期は井内さん、齋藤拓さん等。それから長い付き合いが始まり、今でも先生と生徒みたいな間柄になっているような。
    ・舞台の感想
    松尾 / 面白かった。だとしか言えないよw 散文的な舞台だった、(見ていると)だんだんここからつまんないなー、と思ったりするが今回そんな事なく集中して見れたけど、これまで何度そう思ったのかわからないwこの(舞台見た)後、トークがあるし好感度の持てるコメントを考えていたのかもしれないw みんな池袋までくるの大変でしょ、電車賃払って。でもツイッターとかで「クッソつまんなかった」と書き込むのは無駄だなーと思う。テクニック、混乱、わざとなのか下手なのかの時期(があって)毛皮族と被ってた?その時はそう思っていた。
    新人の巨人(山口航太)さん、なかなか良いですね。ボウリングの玉をほんとに投げそうで、最前列のお客さんにぶつけるんじゃないかと思った。サーカスの象が(興奮して?)客席踏んづけたらパニックになると思うがそれを想像した。あの喋り方は睡眠時無呼吸症候群の人だろうなー(→ノゾエさんの補足。彼は普通の人です、コミュニケーション取れる人、双子でお兄さんはボディビルダー、彼よりもっと大きい。らしい)
    ・印象的なシーンは
    (劇中)悪い女の人も集団になったら協力するんだなー、以前だったら靴脱げたらそのままだったのに、今はちゃんと履いて帰ってる、さっきも(ステージの扉)横を通り過ぎる時ギリだな、とかこの期に及んでそういう事がある、一つ一つのエピソードが笑える。カップルも定番だね。
    (ノゾエさん→絵から作っている、影絵、アナログな事に興味があっていろいろ考えた。音楽とか。)
    ・舞台が島だが
    ノゾエさんは桜島をイメージして書いたそうで、桜島(鹿児島)は松尾さんの母方の実家があり、ノゾエさんもルーツは桜島近辺らしい。今回リアルに表したら(ゾンビ以外)ああなったそう。
    話している途中、ノゾエさんがその場の緊張なのかアガっているのか「どうしよう、汗が止まらない」と話も途切れ途切れに。松尾さんも「ウクレレの人、残しておけばよかったねw」とフォローする場面も。

    ・はえぎわ15年、大人計画は25年、この10年間は?
    10年前?41歳か・・いっぱいヤな事があった年だったなー、そっから再起した。結婚しました、離婚しました、そうやって嫌な事忘れて行くんですね。(劇中ノゾエさんの役の「あの男の人はなんで忘れたの?」の問いに)あの男の人は寓話的なキャラクター設定なので〜。モロタも善のイメージだが変化していいかなーと、最後は言い伝えとは違うように、顔になんか塗ってるし、チラシも赤かったので血を出したら良いかなーと変化させた。(ほか、りんか役の橘花梨さんは20歳、松尾さんの「はつらつとしていたなー」とか、評価あり)
    ・劇中音楽について
    ノゾエさん→音楽を生で入れたのは、以前、北九州でリーディング公演を行った際、今回の舞台に出演している田中馨(たなかけい)君の演奏が良かったので、自分の劇団に取り入れた時どうなるか、と思って。おしゃれすぎる方向になるかと思ったら気にならず思ったよりもよかった。
    (松尾さん→前は収集つかなくなるとマイケルやったりしたのにそこは少し考えるようになった。劇中の曲のリクエスト場面は毎回本気リクエストなのか?)毎回、違う事書いて紙を渡している、曲目は一緒。

    ・執筆について
    年々書くのが遅くなってきている、個人的に不安なんですがどうしたもんだか、と打ち明けるノゾエさん。
    松尾さんは「これからは好感度を気にして生きていかなきゃいけないんで」「ちゃんと書いてる」と答えるもノゾエさんの書き上げるペースが約ひと月という返答に、松尾「早い方じゃないですか。あ、書き出しが遅いのかも。8月公演なら6月に書き始めれば?」ノゾエ「そんなに上手くいくもんですか?松尾さんはいつ頃から書くんです?」松尾「割と早いうちから書いてます。(最新作の)ラストフラワーズは一年かけて書いた。もちろんそれだけじゃなく、合間にいろいろほかの仕事も入れてやっていたが。(今回の公演規模が)数万人呼ぶ公演なんでヘタは撃てないから。プロットも早く書いて、書いては直しで。イメージは幾つかある。メモ取らず書いている。ラストフラワーズは「スパイ物」の目的があったから。スパイ物をいっぱい見た。キャラクター作って物語背負わせて作って。(書きながらスパイ物じゃなかったーと思った事は?)ない。総制作費が何億の世界で夫婦善哉みたいなの作ったら、ふざけるな!と思われる。スパイ物と知り(期待されて?)のしかかる重圧、お金かかる俳優使ってるし。あ、この前、新宿駅の立ち食いそば屋寄ったら、滝寛式くんがちゃっちゃと麺切ってた。」ノゾエ「そんな人達が出ている舞台です。」

    ・この先10年、どう頑張れば良いんでしょう・・・
    もうすぐ40? 41(歳)には気をつけたらいい。そこ乗り越えたら良いと思う。
    ・なにか告知があれば〜・・・
    これから大阪(9月から)ラストフラワーズの公演、1ヶ月ある。ラストフラワーズの舞台稽古(に参加した時)、始まって5分ぐらい場当たりを見て、ふっと はえぎわ を思い浮かんだ。この5分で はえぎわ の全公演の予算使ってるなー。ノゾエさん→ラストフラワーズでこのセット使ってくださいw、松尾→このセットだったら逆に はえぎわ でリメイクしなよw
    と言ったところで時間切れ。
    しどろもどろになりつつ、礼して終了。
  • 満足度★★★★★

    なんつーか
    「いろんなひとがいて、いろんなことを抱えてて、いろんなことがあって、」っつーあたりまえなことが無性にじわじわほろほろ来ちゃうような芝居だったなあ。
    台詞の一つひとつがいちいち妙~にきらきらしてて、もっとずっと見てたくなるような面白さが。もやっ、ふわっ、ってした終わり方もいい余韻。

    アコースティック二人編成でこんなこともできるのかーってな音楽も素敵でした。もう一人のかたが出演の回も観にいこうかどうしようか。

  • 満足度★★★★★

    下界を見つめる眼差しはより高みへ…
    はえぎわの作品には、この世の中を、そこに生きる一人一人の人生を、大所高所から見下ろしているような眼差しが感じられるが、本作ではその眼差しがより高所へと引き上げられた印象。その眼差しは、人間一人一人の生き様を“そっと”見守る神の眼差しにも感じられて、作品の持つ救済力はより増していたように思われた。

    それはそうと、今回の座組の中で図抜けて若い女優さんがロリータ男爵『しのび足のカリン』でカリンを演じた女優さんだと途中でようやく気づいた時には大いにテンションが上がりました(笑)。出ていると知らずに観たのでそのぶん喜びもひとしおでした。その後もご活躍のようで何よりです。

    ネタバレBOX

    本作、劇団ホームページその他でははえぎわの変わり目を成す一作であるかのように語られているが、器用に生きられない人たちの人生模様を併走的に描き出す作風はこれまでと一緒。

    いちばんグッときたのは、牛乳が飲めないことをはじめ、自分にまつわる全てのことにコンプレックスを感じている行かず後家の女が、密かに思いを寄せているある男に声をかける場面。
    自販機飲料の補充の仕事を生き甲斐とし、それを生業にできるだけで充分だと自分に言い聞かせている不憫な男に、女はただこれだけのことを笑顔で言う。
    「いつも見てますよw」
    その時の女の優しげな表情と、男の嬉しそうな表情。
    これが見られただけで、チケット代三千数百円を投じて池袋まで本作を観に行った私の行為は報われた。

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