自然消滅物語 公演情報 自然消滅物語」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★

    パーティー
    面白い。80分。

    ネタバレBOX

    夫(加瀬澤拓未)が起きて妻(佐伯さち子)が入ってくる和室。お腹空いてない、何か食べたかなと言う夫に、何も食べてませんよと妻。そこに妻の後輩・マサ子(ワタナベミノリ)がチラシを見て犬を貰いに?やってくるが、二人はそんなチラシは知らないという。さらにそこにピザ屋(服部竜三郎)がピザを持ってくるが、二人は頼んでないという。犬のお礼に買ってきたケーキを妻に渡して帰ろうとするマサ子だったが、夫妻と一緒に飯を食べることになり、ピザ屋もピザあげるから一緒に食べようとする。ピザ屋の彼女・みち子(雪港)も加わり突如サプライズをしようとするが、上手くいかない。夫は見かねて段取りを始める。夫から叱責されたマサ子だったが、一転段取りが悪いと夫を責め犬語で謝れと迫る。そして犬の鳴き声に吊られ庭園に飛び出すマサ子。残された4人でサプライズを決行し、ピザ屋がみち子にプロポーズし二人は結ばれる。思い出のあつあつピザを30分でお届けすると行って飛び出すピザ屋だったが、みち子はピザ臭い指輪に驚き、帰ってしまう。
    妻はケーキのイチゴを酸っぱいと食べ、夫妻はお茶漬けを食べる。妻が外出しようとし追う夫だったが、扉を開けると誰もいず、夫は横になる。起きると妻が入ってきて、夫はお腹空いてなくて、妻は何も食べてませんよといい、玄関からすいませーんと声がかかる…。

    物忘れのように何してたんだっけという展開が不条理劇なのかどうか知らないけども、面白い舞台だった。キャラ5人の味付けが絶妙で、単純に笑える。細かいとこが非常に上手いと思った。
    仕事帰りにゆったり観れるのがいい(座席は狭いけど)。

    立ち上がりが昭和な(大正な?)感じで、中盤のナンセンス感溢れるユーモラスな舞台を経て、夫妻だけの静かな空気に戻る(ループする)ワケだけども、中盤から終盤へのつなぎ目がもっとなだらか(ナチュラル)だと、もっと感覚的にグッときたかなと思う。

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