満足度★★★★★
無題1203(14-251)
17:30の回(かろうじて雨降らず)、17:05会場着、受付、今日は右に座ってみました。予定してはいなかったのですが、用事が早く終わったので観にきました。
当パンには色違いがあるのですね…昨日:席にあったのは「青」、右の席は「黄」、「美郷」は柄違いのソックス。
白い病室がキャンバスのようにみえ、その中の白い「美郷」は、ほとんど影を持たない。他の役者さんは「日常の色」を持っていて、お見舞のシーンでは影を伴って現れます。昨日はほとんど意識しませんでしたが、1度観ているためでしょうか。
座席からは美郷役の小菅さんは正面に位置。表情、眼(に現れる生気)、症状の進行などが自然と伝わってきます。親しい者たちの悲しみ、嘆きとは別に、どこにでもある日常では就職、婚約などが「街」の一部として営まれ、繰り返され、忘れられ…それでもなお「絵」に込められた画家の想いは朽ちることなく「さよなら」と語り続けるのかもしれません。
最近、絵画展に行ってません…「オルセー美術館展」に行こうと思いつつ、1ケ月が過ぎてしまいました。
17:26前説、17:34開演〜19:01終演。
満足度★★★★★
無題1202(14-250)
19:00の回(曇)。18:29受付、開場。入って右に舞台、L字の客席(入って左側がメイン)、パイプ椅子+クッション。下手、手前に(よく公園にあるような)ベンチ、奥は白い部屋にベッド、花、キャンバス、通路を挟んで上手、手前、オフィス用のテーブル、奥にソファと4つのポイント、床は色を変えた通路、ベッドの上部に映像、作品イメージと役者紹介。
18:55前説、19:03開演~20:31終演。旗揚げ「狂伽一閃(2013/4@pit北)」を観ていて、本作で2作目。
水野さん、鮭スペアレ「かあいい~(2013/2@DECO)」に出ていらしたのですね、「JK Monster(2013/7@サンモールS)」「ロストセブンティーン(2013/10@王子)」も観ていました(!)。「鮭」はみなさんメイクしていらしたので誰が誰なのか分からず、主宰の中込さんですら別のお芝居にトークゲストでいらしていたとき観に行きましたが開演前に声をかけていただくまで気がつきませんでした。
ひとつの舞台で、4つの場所の切り替えを、お話の流れと照明で巧く進行させていました。今回も役者さんたち好感、「美郷」が向かう消失点、周りの人々の空間も少しずつカタチを変え、寄り添うように流れてゆくのを感じました。
終盤、屋上での会話にやや違和感を覚えたのですが、「美郷」を演じた小菅さんの絶妙の演技がお芝居を支えていたように思えました。