止まらない子供たちが轢かれてゆく 公演情報 止まらない子供たちが轢かれてゆく」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    むむむ…
    なかなかにカオスで病んでる感じがした。照明と映像は好きだった。ことばなのか立ち方なのか、終始どこか効果的ではない違和感を感じた。納得はしきれないけど嫌いになれない作品。面白いという類の作品ではなかったが、観て良かった。芝村薫さんが印象的。

  • 満足度★★★★

    情報量
    溢れ出すセリフ、映像、音響、舞台美術が所狭しとせめぎ合う、目の前に展開される演劇は確かにスピード感があって面白いし、考えさせられたりもしたが、私には情報量が多すぎて全部は受け止められなかった気がする.この感覚は、若かりし頃の野田作品を彷彿せせる。

  • 満足度★★★★★

    ジャンプとは正反対の芝居だけれど・・
    凄く面白く観れた(苦笑

    ちょうど観に行った日の新聞に小学生ふたりの飛び降りの記事があった影響もあったかもしれないけれど。

    ネタバレBOX

    文字通りの「逆転裁判」的な?展開かも。

    ラストで全てを牛耳ってたかに見えた生徒が日和ってどうせ何も役に立たないだろう先生の所に駆け込んで他の生徒全員に見限られるくだりが面白い。

    また、そこにドラマ的な味付けが全く加わっていない所にも。

    中学・高校の演劇で観たいのはまさにこういう舞台なんだよな。

    現役の先生にこそ生徒たちに上演を勧めてほしい。

    そして先生たちもこういった舞台を評価して生徒たちを見返してほしい。

    若いころに必要なのは、
    出てくる全員が善人ではなく、
    ただ悪人とも言い難いが
    地雷原のように全員が這って進むことを余儀なくされる
    仮面など5秒で剥される戦場での死闘。

    学生たちに凄くみて欲しい舞台だったと思う。
  • 満足度★★★

    空気
    面白い。70分。

    ネタバレBOX

    生徒が生徒を裁く「学級裁判」が横行する小学校での、小学生と教師と親の話。

    学級崩壊だけでなく、教師も親も皆問題な要素を抱えてて歯車が狂って的な舞台。劇的な作りだけど、リアリティのある内容にも思える。作品の持つ気味悪い「空気」をうまく充満させてたし。
    パンフにあるように小学生には見えないが、むしろ、小学生も教師も親も、年齢や立場は関係なく、通底しているものを描いたのかなと。嫌なものを見せてくれたという意味で面白い作品だった。
  • 満足度★★★★

    無題1224(14-272)
    20:00の回(曇)。19:30受付(その場で待つのでやや混雑)、19:40開場。入口側に客席、間の通路に追加席、最前列(右寄り)に低めのベンチシート席追加。

    舞台には黄色の「CAUTIONテープ」右〜左端まで、それぞれの壁際には乱雑に積み上げられたパイプ椅子、ここにもテープが巻きつけられています。正面奥にはテープで「X(赤、「DANGER」? )」、手前にパイプ椅子(3脚)、上手中空の黄色い窓枠。黄色いテープは客席からみると「エイ」(横に広がったヒレ、後方に真っ直ぐな尾)のカタチにみえます。テープには「CAUTION」とあるのですが、よくみると(手前)「DEADEND」「CHILDREN」(奥)「FORGET」「UNDERDOG」とあり、美術の方のこだわりとのこと。

    2作目です、…「きれいごと(2014/5@眼科)」から…芝村さん、西村さんは「みんなのうた(2014/7@LIFT)」、コウダさんは「地獄任侠2014/6@バビロン)」を観ているので間が空いている感じはしませんが、此処は1年振り。「シンクロ少女」では、横手さん「ツヤマジケン2014/7@王子」、泉さん「キスミー・イエローママ(2014/8@OFF)」、名嘉さんは少し前で「許して欲しいの(2014/2@ラビネスト)」、本作の中田さんで一巡。

    大学生中心のお芝居では日芸が圧倒的なボリュームで、行ってみたらそうだった(「劇団3人のゴリラ(2014/7@キチジョウジギャラリー」)ということもあり、卒業生を含めると相当なものかもしれません。

    19:56前説(70分)、20:07開演〜21:15終演。

    児童による「学級裁判」…検索すると出てくるもののよくわからないけど嫌いな者同士を閉じ込めるとこうなる…ということか…閉じ込められる、行動範囲が狭まる、選択肢が少なくなる…個体の密度が高くなり傷つけあう(共食いに近い)のか、前作でも感じましたが、セリフにのってお話が進むのではなく、会話よりは宣言、宣告に近いコトバが高速で行き交う。

    小学校、時をずらした二つの事件は拒絶から崩壊へ至り、拡散し、また繰り返されるらしい、登場人物は、小学生/教師(二役)が混在し、ちょっと混乱する。最後まで「学級裁判」という仕組みの(元々の)効力がわからず。

  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    Cui?(キュイ)の【止まらない子供たちが轢かれてゆく】を観劇。

    小学校のいじめ問題、先生による体罰などで生じる親の過剰反応をよそに、子供達は自分達の社会があるが如く、大人との対立をものともせずに恒例行事の学級裁判を行っていく。

    え、小学生たちがそんな事をするのかい?これは宮部みゆきの【ソロモンの偽装】だな?と思うかも知れないが、それとは全くで別で、成長過程の子供たちの未熟な視点には成らずに、一個人の視点として描いている点が興味深いところだ。
    それに今作は学級裁判を物語のクライマックスに持っていかずに、
    いじめをする側とされる側、親の視点、教育者側の視点などを描きつつ、大人と子供が対等に罵倒し、罵りあって、事の過程を暴露していく辺りが非常に面白い。
    そして今作の最大の長所は、台詞回しが口語ではなく、一言一言が独立している辺りが戯曲の良さを際立たせている。まるで唐十郎、つかこうへいを想起させるようだ。
    でも口語演劇に慣れしたしんでいる観客にはちょっと違和感があるかも。

  • 満足度★★★★★

    スピード感
    若さの魅力に溢れていました。

    ネタバレBOX

    小学校のクラスにおける判決次第では私刑が伴う学級裁判という名の虐めの被害者、加害者、怒りまくる親、翻弄される先生たちの話。

    やや早口による台詞のスピード感が堪りませんでした。

    ただ、ストーリーの発端となる話題で、悪賢いという意味での頭の良い子供が、転校に際してクラスメートからもらった手紙をその場で捨てたというのは解せませんでした。

    特に前原瑞樹さんと中田麦平さんに将来性を感じました。
  • 満足度★★★

    プレビュー公演
    純粋で凶暴な子供たちと自分勝手で愚かな大人たち(教師&親)。崩壊してるのは、学級だけ?

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