満足度★★★★
薄味の軽やかな物語に濃い出演陣
近頃、映画ばかりだったので、久しぶりの小劇場観劇だった。
物語的には大分薄味で、短編作品を長編に仕立てた感じだったが、これでもかとちりばめられたネタの数々に、濃い出演陣のパワーでセンス良くまとめられていた。主演の松村マチコさんは秀逸。これほど芸達者な女優さんも稀だろう。何処か知的でエレガントな雰囲気に、破壊力のある飛び道具的なボケ。とにかく高級玩具の缶詰のような美女だった。大下源一郎さんは、透明感漂うナチュラルな存在感と、しっかりと想いを感じさせてくれる言葉に思わず目がいってしまう。私がファンである佐藤伸之氏は、出演陣の中で異色な存在感を放っていた。こうしたコメディもこなす演技力の幅の広さに驚いた。これまでみたどの役とも異なり、氏の技術力の高さと、中年男性らしからぬエレガントな愛嬌に思わずにやけた。他にも芸達者な出演者が織りなすひと時はそれなりに満足した。欲を言えば、あと500円は安いと良いのに思った。
満足度★★★
俳優たちの力量
良質の台本を、拙い俳優が壊すことはよくあることだが、これは反対だった。
いささか笑いの取り方があざとく、自分には合わない部分もあったが、取るべき笑いをきちんと全部拾えるのは、俳優の力量だろう。
ストーリーや人物設定に関しては、破綻しているところもあり、無理やりまとめた感が否めないが、この作品に関しては、作家が出演者に救われている。
しかし、4,500円というのは、ちょっと高すぎないか?
満足度★★★★
家族
がテーマのものがたり・・・でも、友情あり、恋愛ありと、欲張った内容。でも、マチコさんがいると不思議としっくりときました。さーすが、千年生きてるだけのことはある(笑)。
たっぷり笑って、ちょっとジーンとさせていただきました。
満足度★★★★★
魅力的
まちこさんのお洋服がとても個性的で似合ってます。
何度も着替えていて、見る私たちを楽しませてくれました。
キャラも魅力的です。楽しかったです。
満足度★★★★
子宮の中みたいな空間
マチコさん(思わずサン付け)のキャラはとにかくぶっ放してくる。リサイタルには魅せられました。歌声も素敵★
登場人物はどんなにアクが強くてもマチコさんと比べると常識人に見えてしまって少し寂しく感じたんだけど、
ダイソンさんは張り合えてましたね。悪い事を企てる程善人に…というギミックにニヤニヤ。
あと演技で印象に残ったのは高校生の方でした。視覚的にインパクト強かったのはドイツ語の方。
ラストシーン、大好きです。スイカ…(笑)
軽く、明るく、楽しく、悲しい事もちょっとはあるけど、マチコがいれば笑顔になれる。そんな舞台でした。
少女の様な無邪気さ、母親の様な包容力、老婆の様に凪いだ心、いいな、こんな役をやれるなんてなんて贅沢っっっ
満足度★★★★★
クセになる面白さ!
マチコさんが可愛くて面白いだけでなく、歌ったり変なことしたり、想像以上に楽しい作品でした。母と息子が本音を話すシーンはうるうるしてしまいましたが、1時間50分マチコワールドを思う存分堪能でき、温かい気持ちになれました。