満足度★★★★★
無題1189(14-237)
21:00の回(晴)。20:40受付、開場。
本公演20回目…20歳の原点というと大袈裟かもしれませんが2回目、セーラー服には絵の具がたくさんついています、観に来ました。
「原案 太宰治」とあり、「女生徒」「葉桜と魔笛」…他にもあったのか…上質なリーディングとも言える(座って絵を書いていることもあり)ような、また、今回は夜公演で外は暗く、オレンジがかった照明が物語の中の少女と演者とをひとつに重ね合わせているように感じました。演出も少し変更されていて、その前向きな取り組みに改めて感心しました。
余談:尾崎翠に「第七官界彷徨」という作品があり、主人公の町子が似合うのではないかと思いました。
20歳の女性の生き様
20歳の女性が一人で企画、脚本、出演、演出、受付から前説まで全てこなす。この気概、気持ちは素晴らしい。自分が20歳の時にそんなことが出来たかと聞かれたら正直に言うと『無理』の一言だと思う。
芝居の出来は正直面白いとは言えない。ただ、一人でここまでやったその気概を買おうよ。自分なら無理でしょ。自分にできないことをやっている人間は両手放しで素晴らしいものだ。
ただ、あえて言うならば、演出だけは誰かに任せても良かったかもしれない。そうすれば、きっとこの本のバックボーンや演技に奥行がついてもっと素晴らしい舞台になったかもしれない。
ただ、多分この公演は最後までやりきることに意義があると思うので、そんなことはどうでも良いのかもしれない。なので、芝居としての評価は無星にしました。千秋楽まで体調を崩さずに頑張ってもらいたいです。
満足度★★★★★
無題1185(14-233)
15:00の回(晴、猛暑)。14:40受付、開場。
奥に水色のビニールシート、画用紙、小さな水色のバケツ、グラス。ミニ椅子が半円に囲み、後ろにも椅子席。その奥はキッチンらしくて此処は元なんだったのでしょう。
15:00表のドアが閉じられ前説(上演中、水分の補給可)…もちろんご本人、全部お一人でやっていらしゃるようで、会場の外の告知も、洒落たチケットの裏には直筆で名前、手書き文字の当パン、開演〜15:43終演。
開場時間になってドアを開けた時、ホントに女子高生かと思ってしまいました。
それは、きっと、松岡さんの前向きでまっすぐなところが出ていたからかなと思うのでした。一人語り、画用紙、人差し指に直接絵の具を乗せ描いています。最初、何か抽象画かと思っていましたが、途中から何となく気づきました。物語の展開とよくあっていました。
「今後の予定」に「朗読劇 秘密の花園」@東武動物公園近く…とあり、フジタタイセイさんも出演されるようで、日程厳しそうな時期(8/16)ですが、都合がつけば。
★5は(サンデーモーニング風に)「あっぱれ」ということで。
満足度★★★★
荒削りだが成長が期待
普段は雑貨などを売っている場所を劇場に見立てているらしい。
作・演出・装置・衣装(?)・出演すべて一人で行った初公演わ新人の荒削りさが目立つが努力作でこれからの成長に期待が持てる。
40分と短い時間に集約した演出がとても面白い。
またちいさいスペースでもよいので何度も行って欲しい。