満足度★★★
未成年の詩。
繊細さと丁寧さを感じさせる舞台だった。
”大人になる”という事は、人生の中ですごく重大な通過点だと思うけど、このテーマを扱っているわりに、描かれている内容がやや薄味というか大人しい印象を受けました。ところどころ印象に残るシーンはあったと思うけど、もっと何か”強烈なインパクト”が欲しかった気がする。
上演時間:65分
満足度★★★
泥団子、割れちゃいましたね
19歳(でいいのかな)の方の作った作品という意味で非常に興味深く拝見しました。
客に媚びない感じが良くも悪くも若々しくて凛としていました。
ほとんどずっと登場人物が舞台にいる事に狭さ、暑苦しさを覚えてしまいましたが、2~3割それが活きる演出もありました。
手前に主要キャラ、奥に横一列で流れていくモブ、は動きがコケティッシュ、リズミカルで心地良かったです。
ストーリーは色々盛り込まれていてスピーディに展開しますが、
観客に共感がないので(同世代ならあるのかな、でしたら受け取れずすみません)始終他人の夢(寝て見る方の)を見ている気分でした。
めまぐるしく展開し、喜怒哀楽があるのに、どこか他人事に眺めてしまう。そして唐突に夢から醒めて幕。
隕石、というか、泥団子、本物でしたね。
そういうこだわり好きです♪
(感想を読み返して)…違うか。この世界の主役の座を譲るか譲らないかの境界のお話なのか。
大人は既に譲ってしまったから共感がなくても当たり前。部外者感が当たり前。
譲る前の葛藤を描いた、という意味では大成功なのかも。大人に疎外感を感じさせてなんぼなのかも。
…独り言すみません。思い返す度に様々な感想を持てるので、8月31日という作品は確実に観客の心に楔を打てたのだと思います。