少年期の脳みそ 公演情報 少年期の脳みそ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    面白かった!
    学生時代を思い出し、懐かしく、面白かったです。役者さん達の微妙な表情や動きが可笑しくて、大笑いというのではなく、クスクスッと何度も笑ってしまいました。皆、キャラクターを好演していて、こういう人っているよなぁ(いたよなぁ)と、しみじみ思いました。自分もそこにいるのではないかと錯覚を覚え、もっと現場(?)を観ていたい気分になりました。面白かったです!

  • 満足度★★★★★

    絶妙な空気感
    冒頭から、登場人物達の関係性がどんどん積み重なってややこしくなる感じがたまらない!何度も吹き出して笑った。もどかしい間や、不恰好な感じが生み出す笑いで登場人物がみんな愛しいなぁ。アフタートークも作品への率直な思いのこもった内容で楽しかった。

  • 満足度★★★★

    モヤモヤ感が良かった
    最初から最後まで、展開や役所まで少年・少女期のモヤモヤ感や極小の世界感が出ており、思い出したら恥ずかしさが感じられ良かったです。

  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    田企画の【少年期の脳みそ】を観劇。

    高校生の卓球部の合宿の話し。

    多感な年頃の高校生は、部活よりやっぱり異性への興味が募るばかりだ。
    自分の思いを好きな子にどのような言葉を使って告げるかが一番の問題なのだが、やはりまだ高校生には、日本語という言葉を駆使して告白するなんて到底無理な話で、そんなもどかしさを思い出し、感じながら楽しませてくれる作品である。
    何時もながらこの劇団は、思春期の若者の青春劇を描く事が多いが、
    その世代を描きつつ、日本語の表現の奥深さと多彩さを改めて感じさせてくれるのが玉田企画の毎作の面白いところだ。
    もしかしたらこれこそが現代口語演劇の本質かもしれない。
    誰もが観ても楽しめる作品である。
  • 満足度★★★★

    手塚!
    「果てまでの旅」での由かほるさん演じる「手塚」に再び逢えた喜び(笑)
    「オレわあ~」のセリフに笑う!

    ネタバレBOX

    運動部OBには良い思い出はない。指導と称した練習は粗暴だった。同じ部の後輩と云うだけで憂さ晴らしの標的になった。OBが姿を現すと場の空気は一変した。練習はイジメで、この理不尽さはいきどうりを越え殺意すら覚えた。怪我人が出た時我慢出来ずOBを取り囲み遂に・・・・!
    そんな忌まわしい過去を想いながらの観劇でした。面白かったです。
  • 満足度★★★★★

    チリのマリアシアターを見た後で見ると・・
    なんかもっと良く分かってきた気がする。

    しっかし、女性同士ってやっぱ凄い。
    例えば誕生日プレゼントで相手が何を貰ったら嬉しいのかがすぐ分かったりする。

    細かい会話を全部覚える事が出来るから?

    男性の脳とはやっぱり違うのかな?

    ネタバレBOX

    チリのマリアシアターは女性が男役をやったり男性が女性役をやったりしていた。

    この玉田企画、細かい演技に目が行きがちだけど(逆に(苦笑
    根本的なところで、
    女子高生役を高田郁子氏が、
    男子高校生役を由かほる氏が演じている。

    両方とも、高校生役を演じるぞ、と、それっぽく見せようとも思っていない。
    この二人は両極で、それ以外の配役も、それほど
    役の年齢に見た目を合わせよう!と意気込んでいないように見える。

    なんでかなぁ~♪(なんでだろッ
    と、見ながら考えてみると、
    何のことはない、この見た目は
    それぞれの登場人物の精神年齢・性別を表しているのだと分かる(たぶん

    由かほる氏演じる男子高校生が(まだ)女性のままなのも頷ける。
    この男子高校生の精神が女性のままなのも、
    何のことはない、ホモでも何でもなく、
    男子高校生の制服を着せられているだけで(ちなみに自分の学校に制服は無かった(笑
    まだ自分のことを男だと認識していないからだと思う。

    実際、他の女子高生たちと意気投合するって程でもない。
    好きな女子がいないから、男らしくなろうと思う必要も無いんだと思う。

    ある意味、この男子高校生が思春期を一番体現しているのだとも言える。

    もうすでに老子の域に達しつつある女子高校生がいる一方で、
    男っぽく下らない思い違いで地団駄を踏むことも無い男子高校生もいる。

    高校生活って、何のことは無い、ジャングルライフみたいなもんなんかな、と思う。
    見た目と精神年齢がまったく一致しない。
  • 満足度★★★★★

    玉田作品やはり好きです
    ご飯の時間以来2作目の観劇。前回見た作品が大好きで今作も高評価なので間違いないと思ってましたがやはりよかったです。

    ネタバレBOX

    高校の卓球部合宿といういかにもなシチュもあいまってコメディ要素が増えててコメディ好きな自分は満足でしたが、学生あるあるなネタやキャラや挙動(特に津田)で笑いをとる場面が多く、個人的にはご飯の時間の沈黙を使った空気感や間、不条理な感じの笑いの方が好みでした。あと玉田さんの草食な感じの芝居が好きなんですが今回は出番が少なく残念。加藤の膝が鳴るやつで腹痛くなりました。加藤が彼氏と明かすまではしないとこや里中が部活引退を暗喩するだけで浅田に伝えないで花火とともに終わったところがよかった。そこまでしたら冷めてたと思う。あー面白かった。
  • 満足度★★★★★

    見ごたえありました!
    こんな雰囲気に似た人学生時代にいた。と思えるような人物たちばかりで、クスリと笑いながら観劇しました。
    日常生活が舞台の繊細なお芝居の時間が流れていくところが、とても見ごたえがありました!!

  • 満足度★★★★

    細かく、描写力




    「思春期」の淡く、愉快で、誰しもが心の原典として所持している、少年期しか味わえない記憶を呼び覚ます。


    Aさんが台詞を放つ、Bさんが台詞を放つ、という単調さはない。
    常に、役者の表情や、ナチュラルな その反応にもダイヤモンド級の価値がある作品だ。



    「卓球部強化合宿」における「現役高校生とOB」という関係。
    恋心を打ち明けるに適度な距離の関係であり、いわば奇妙な視点から描く「黄金郷」だ。


    玉井自身「細かさ」を公言してはばからない。彼の次世代メソッドは、理研の顕微鏡をはるかに上回る精度で、爆笑を呼ぶ。それも、リアリティに裏付けられた確かな「共感力」がある。

    「恥ずかしい」という10代の初々しい感情が、巧みな視線、意図した沈黙によりターゲット化されている。
    じつに見事な舞台だ。
    玉井氏は青年団を変革していく男かもしれない。






  • 満足度★★★★

    非日常的日常空間の心地よさ
    ・・・とでもいうのでしょうか。「あるある、こんなこと」とか「いるいる、こんな人」と思うもののなかなかお目にかかれない光景だったり、居そうで居ない人だったりするのです。ただ演劇というフィルターを通すとそこにリアリティのある日常が現れるのです。

    ネタバレBOX

    それは卓球部の浅田さんが友人、里中さんに仕掛けようとするドッキリだったり、後輩の前では先輩風を吹かせる加藤先輩が彼女の北山さんの前では頭が上がらなかったり、飲み会の席で皆に囃し立てられてドギマギする津田君だったりします。サラッと描いているようで結構奥が深い作品のように感じました。役者で気になったのは里中役の高田郁恵さん。凹んだり、戸惑ったりしているときの彼女の表情が何とも言えずイイのです。
  • 満足度★★★★★

    あるある
    あるあるとあり得ない、楽しくて笑いっ放しでした。

    ネタバレBOX

    吹上北高校卓球部の夏合宿を描いた話。あるあるネタ満載にあり得ないシチュエーションの一人が加わって、とにかく楽しい展開でした。

    根性論や科学的根拠を持ち出しての意味があるのか意味が無いのかといった反省会があったり、毎年参加するOBが先輩風を吹かしたり、と思ったらそのOBはパートナーに頭が上がらず、こんなところで発散していたんだと気付かされたり、恋バナ、噂話、恋愛、妄想片思いがあったりからかわれたりで、終始笑いっ放しでした。

    そんな中、由かほるさんという女優さんが演じる学生服を着た男子生徒手塚が一人異色でミステリアスな雰囲気を漂わせていました。夏合宿に学ランで来るバカバカしさには笑ってしまいますが、孤高な行動、ボソッと言う的を射た言葉には感心させられます。アニメ「ガッ活!」に出てくる謎めいた登場人物のようでもあり、enji『ぼくの好きな先生』の中学生のようでもあり、一瞬吉田小夏さんかと思ったりもしましたが、普通の女性体格の人が男性役を演じるときの不思議な魅力に溢れていました。

    さして卓球が上手くなく、退部して恋愛に走ろうかと考えている女子生徒に、誕生日プレゼントとしてバタフライの高級ラケットを渡したキャプテンですが、いずれ一悶着起きるのか起きないのか、OBの先輩はパートナーが妊娠したことで結婚に踏み切るのか、そうしたらもう来年からは来ないだろうななどの余韻も心地良く味わいました。

    あるあるとあり得ない、言い換えれば日常と非日常、とても楽しく拝見しました。
  • 満足度★★★★

    観ながら幸せな心地に…/約95分
    懐かしく、甘酸っぱく、「あるある(笑)」と共感できる笑いに満ち、観ていて幸せな気分に浸れる一作でした。
    告知文ほど“性の目覚め”に寄せた内容ではなかったけれど、楽しかったのでそこはさほど気になりませんでした。

    ネタバレBOX

    卓球部合宿でひと騒動持ち上がる展開は前作『臆病な町』と一緒(!)。
    ただ、その騒動が前作ほどまがまがしくなく、ある男生徒の片想いにからむ可愛らしいものなので、後腐れなく楽しめる。


    とはいえ、ラストはちょっぴり切なく、誕生祝いのサプライズプレゼントとして高級ラケットを先輩女子から贈られた女生徒が一度もそれを使うことなく退部するのかと思うと淋しい限り。。。
    夏の終わりを感じさせる、花火大会の音をバックに演じられたこのラストが、本作をより味わい深いものにしていました。


    いちばん印象深いキャラクターは、本作を可愛い失恋譚にした張本人であるところの津田なる男生徒(大山雄史)と、その幼なじみで卓球部仲間でもある「ちいちゃん」こと栗山知恵(井上みなみ)。
    すでに2人とも高校生、いくら幼なじみとはいえ互いを異性として意識してもよさそうなものなのに、しじゅう罵り合ってばかりいる腐れ縁の2人の間柄がなんともほほえましかったです。

    なお、念のため書いておくと、津田が想いを寄せて玉砕した女の子は当然ながらちいちゃんではありません。
    この「ちいちゃん」なる女の子、おきゃんでなんとも可愛らしいのに、童貞の津田にはまだその魅力がわからないのだ。。。
  • 満足度★★★★

    「悶々」としているのは?
    どういう気持ちが再体験できるのか、興味津々でしたが、「悶々」にあたる心象風景は見当たりませんでした。演劇を観て、「悶々」とした気持ちで見たのですが・・・。ただ、若者それぞれの心の動きを、心の中で悩み苦しむことなく、表面的に個々の表現の仕方には個人差があることは、丁寧にしっかり描かれていると思います。特に、見過ごしがちなところにも、真摯に演出されているのは、感心しました。

  • 満足度★★★★

    童貞の定義
    面白い。95分。

    ネタバレBOX

    浅田(堀夏子)…2年。卓球部キャプテン。里中にどっきりもどきを仕掛ける。
    里中(高田郁恵)…2年。誕生日。里中にキツく当たられ退部を考える。
    栗山(井上みなみ)…1年。加藤のことが好き。津田と幼馴染。
    手塚(由かほる)…1年。なぜか学ラン。女に興味ない。母親と風呂に入ってる。
    津田(大山雄史)…1年。マネージャー。里中が好き。テンパると難しい言葉で濁す。
    加藤(木下崇洋)…大学4年。OB。里中と付き合っている。
    北山(斉田智恵子)…林田の恋人。付き合って10年。
    林田(吉田亮)…OB。表向き先輩風を吹かすが、北山に虐げられる。
    小池(玉田真也)…顧問。OB。失恋の津田を慰める。

    高校卓球部の夏合宿での群像会話劇。内情をちょっとずつ見せて、終盤の飲み会に繋げ、笑いのピークにもってく。単純に面白かった。津田のぶきっちょな恋心というか童貞談義はウケた。

    リアルな感覚になる作品でニヤっとしちゃう。里中へのどっきりバースディのグダグダ加減とか。確かに今となってはそんなもんだと軽く思えることの連続でもあるけど、舞台の外側から眺めることの可笑しさをうまく表現してた。セリフの調子も上手い。
    手塚のキャラに女優を持ってきたとこにセンスがある気がする。異性を意識した作品の中で、ひとり異性を感じない感じさせないポジションを作ることで、ひと味違った面白さが加わった気がする。
  • 満足度★★★★

    玉田風にぎやか演劇
    畳に上手に、吸いがらの缶つきのスペースの舞台美術。合宿中の一室が舞台だそうで、会話もはずむ、前半に対し、後半は、ちゃぷ台を囲みながらのにぎやかな会話がよかった、95分でした。

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