紙屋悦子の青春 公演情報 紙屋悦子の青春」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    松田さん脚本の芝居は、
    結構観ているが「紙屋悦子の青春」は映画も含め未見。空襲や航空隊の実際の写真、いい感じの音楽など、演出が過剰な気も。反戦のメッセージは行間から読むくらいで伝わるのに。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    Bキャストを観劇。好きな松田正隆氏の戯曲で、舞台も映画も未見だったので、観られてよかったです。やっぱり淡々としながらも味わい深い話ですね。若手の俳優さん達皆好演してました。

  • 満足度★★★★

    面白いが…
    分かりやすい反戦芝居。場内にはすすり泣きがもれるほど情感豊かに描いていた。また、俳協らしい丁寧な場面転換は見事だった。
    全体的には面白かったが、気になる所も…。


    <2014.12.3追記>
    劇団俳協の公演の楽しみは、もちろん芝居であるが、その以外に演出部の方の当日配付パンフの「はしがき」に興味がある。本公演、準劇団員公演に記載されている内容には、いつも感銘を受ける。

    本公演では増田敦 氏が書いている。長いので全文を転載できないが、その一部を引用さてていただく。
    「戦争を体験したことがない私たちが、戦争の時代を物語とともに擬似体験し、共有できるのが演劇のすばらしさです。この芝居を観て何かを感じ、少しでも戦争の悲劇を考えるきっかけになればと思います。」…同感です。

    ネタバレBOX

    テーマは明確。戦時中という、今から考えれば悲惨な時期に慶事を絡め、より戦争の無意味さを訴える公演である。
    俳協らしい丁寧で手堅い芝居であったが、次の点が気になった。
    第一は、戦時中(1945年3~4月)という状況にもかかわらず、悲惨・緊迫感が希薄だったと思う。非常時であることは、セリフでの説明が中心で状況説明(自分は戦争体験がない世代だが、食料不足も感じられず不思議)がほしかった。
    第二に、キャストが総じて若く、重厚感が感じられなかった。第一の状況と合わせて、普通の食卓風景に観えてしまったのが残念である。

    そんな時代でも、いやそんな時代だからこそ人に対する思い遣り、家族愛が十分伝わってくる温かみのある公演である。そして桜の花びらを使った余韻も…素敵だった。

    次回公演も期待しております。

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