VAMP ~魔性のダンサー ローラ・モンテス~ 公演情報 VAMP ~魔性のダンサー ローラ・モンテス~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★

    観にいった甲斐有り
    予想外に早乙女太一の殺陣があり、殺陣好きとしては嬉しい限り!!相変わらずしなやかで美しい!台詞はないがその存在感!!秀逸!!そして中川晃教の美声が響き渡る。これだけでも観にいった甲斐有り!!主役の黒木メイサ、さすがに美しいが、動きも芝居も硬さが目立つ。もう少し“しなやかさ”“艶っぽさ”などがにじみ出れば、もっと効果的だっただろうと思う。またセット、映像の組み込まれた迫力のある作り。しかし少しくどい気もする。芝居より映像のインパクトが大きくては、舞台の意味がない。と言いつつイイ男揃いの舞台は見応え有り。

  • 満足度★★★★★

    岸谷さんのステージワークに陶酔します
    昨日の不満を一気に解消してくれる素晴らしい舞台芸術作品でした。

    とにかく、視覚的な美しさに、開幕から一気に引き込まれました。

    ローラ・モンテスのメイサさんは、同性から観ても、クラクラするほどのセクシーさで、観客を魅了するし、相手役の5人の男優さんと、闇の精役の早乙女さんは、それぞれが、個性的なので、ローラが、様々な男性と恋に落ちたという経緯が、具体的なイメージと共に、追体験できて、目が離せない陶酔感に浸りました。

    ローラが、一番愛したというフランツ役の中川さんの歌唱は、もはや魔法のようだし、この二人の絡むシーンは、視覚的、聴覚的、官能シーンとして、長く記憶に残りそうです。

    ネタバレBOX

    ローラと、5人の男性との恋愛模様を、花と、ローラの衣装で、色分けして見せる、ステージワークの巧みさに、開幕から、唸りました。

    何てお洒落で,魅惑的な演出でしょう!

    それぞれの男性との恋愛事情を描く場面では、他のキャストが、小道具係などを務めて、常にほとんどのキャストが、舞台上にいるのですが、メインの役でない時の、彼らの居住まいが、これまたプロフェッショナル。

    それぞれ、個性的な5人の役者さんが、各々のやり方で、ローラを愛する場面をこよなく体現してくださって、実際に交わるシーンなどはないのにも関わらず、正視できないような官能表現に、心がざわつきました。

    女は、いつでも、ここではないどこかを模索し、一人の男に満足はしないのだろうし、男は、常に、女を自分好みに育てようとして、結局は、別離を誘発してしまうものなのかもしれません。

    男女は、お互いを求め合いながら、終生、理解し得ない関係なのかもしれないと、感じながら、この素敵な夢の世界で、しばし、現実逃避をできたことは幸いでした。

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