ひとひら 公演情報 ひとひら」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★★

    原作モノのお手本
    とても良かったです。
    役者さんたちの役作りに始まり、衣装や小物まで、
    全編を通して原作の世界観が本当にうまく忠実に再現されていました。

    原作モノというと下手にアレンジをいれて原作ファンからそっぽを向かれる、
    という事態が少なからず見受けられますが、本作に関してはその心配は無用です。
    原作の1コマ、さらにその細部の表現まで読み取って演じられている場面もあって、
    徹底的に原作を読み込んで役作りをされているのだな、と感じました。

    ネタバレBOX

    原作の1巻~3巻を舞台化。
    文化祭での演劇部と演劇研究会の対決までが描かれています。

    合格発表の一コマから合宿、そして文化祭へと起承転結がしっかりしていて、
    2時間という時間を感じさせないテンポの良い作品になっていました。

    お気に入りのシーンは
    美麗と野乃が倉庫に閉じ込められてしまうシーン。
    そして、緊張でうまく声が出せないヒロイン麦にスイッチが入って大きな声が出せるようになるシーン。
    どちらも涙腺を痛く刺激されました。

    役者さんでは榊美麗役の葉山美侑さんの演技が大変素晴らしかった。
    部長として、野乃の友人として、2つの顔をうまく演じ分けられていたと思います。
    野乃に向かって感情をぶつけるシーンには圧倒されてしまいました。

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