満足度★★★★★
無題1107(14-145)
19:30の回(曇、風が強い)。18:50受付、ロビー開場、19:00開場。入って右に客席(ひな壇)、左が舞台で、下手から、病院用ベッド(白いフレームだけ)、赤い木枠その、向こうにはチェロ、椅子と譜面台。天井にはベビーカー、点滴スタンド、椅子が宙吊り状態。床面斜めに薄いグリーンのシート。
前説なし、19:31男がひとり登場、首を回し客席を眺め、歩を進めるがゆっくりと半歩ずつ、ゆっくりと...開演~20:34終演。
ネットで注文した「舞台芸術08」はすぐ届き、事前に戯曲を読むことができました。3回目の「4時48分サイコシス」となりました。
黒田さんはやはり「Aftershock(2013/12@LIFT)」に出ていらした方でした。
戯曲を読んだ印象...とても冷静な分析...だが、直後に自殺。舞台上の6名、黒田さんは「サラ自身」だとして他の5人はというと、やはりサラなんだろうなと思う。ダンス・舞踏が3名、奏者と唄い手各1名。
ノイズ、言葉になる以前の叫び、カラダの否応のない動き、不協和音、不安げな動作...。
正面を見続ける黒田さん(サラ)、端正な顔立ち、その視線の先には自分自身(5名)がいて、さらに客席を埋める数十人もサラの意識のなかにいたのではないかと思うのでした。
登録「カテゴリ」は演劇となっていますが、ダンス/舞踏要素が強い作品です。
調べてみると入間川さんと井上さんは別の作品で共演していらっしゃいました。また観てみたいなと思います。