夕-ゆう- 公演情報 夕-ゆう-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    2度目
    同じ芝居を2回観ると,2度目は細部にわたって気づくことがある。良くも悪くも,作り込んでいるなぁ,感心です。あと,2度目だと展開がわかっているだけに,その前から涙腺が刺激されて,1回目以上に涙を流してしまった^^;芝居後のダンスも,振り付けを覚えたのでノリノリ。ダンスのアンコールがあったけど,ノリノリの二乗で最高!

  • 爽やかで、しんみりする涙
    法被を着れば、マッシュール・ヘアーの外国人も「にっぽん人」になっている。
    1966年、英国の人気5人組バンド-ザ・ビートルズが、【JAL】ロゴ入り法被をまとい、羽田空港へ上陸した。初来日だった。そのハイライトは計5万人を動員した日本武道館におけるコンサートだろう。



    あの熱狂から48年後。解散したビートルズの元リーダーにして、ロンドン五輪開会式にも美声を披露した歌手ポール・マッカートニーさんが、再び「法被」をまとい成田空港のタラップへ降り立った。 しかし、「感染症」で喉を痛めてしまったポール・マッカートニーさんは、チケット販売価格10万円という武道館コンサートを断念せざるをえなかった。


    「法被」は1966年を象徴するファッションでもある。金髪ヘアーすらサーカス小屋のように珍しかった時代。ところが彼らの爆発的エネルギーと開放的なパフォーマンスは「岸和田だんじり祭り」の参加者だった。


    問題なのは「法被」を着ると「熱病」まで発症してしまう点だ。「お祭り会場」の事故も頻繁に聞く。ポール・マッカートニーさんは今回の「ジャパン・ツアー」をリハーサルより熱心に取り組んでいたそうだが、出演者・ファン共々、「熱病」で健康管理が怠らないようにしたい。



    さて、宅間孝行「タクフェス」第二段は『夕-ゆう-』である。前身「東京セレソン・デラックス」の再演ともいえる舞台で、内山理名、上原多香子ら実力派若手女優の他、南海キャンディーズ山崎静代など、バラエティ豊かな顔が揃った。


    宅間孝行はアドリブ達人だ。上原多香子が男性俳優の局所に球を当ててしまい、あろうことか客席に背を向ける事態が。そこで宅間孝行はフォローする。「小さい声で“すいません”とか止めて」。
    毎回の「お決まり」かもしれないが、 役者が窮地に、追い詰められていく「素の笑い」をショー化する達人だと思った。

    また、「タモリ」とか、「矢沢永吉」とか、「愛川欣也・内海みどり」などの芸能人の名がやたらと登場するが、これは「業界的」だ。
    そういえば徳井義実の脚本も「阿藤快」ワードを50以上 使っていた。ご本人が観劇したら「なんだかなあ~」だろう。


    『夕-ゆう-』は「笑い」と「涙」がマーブルになっており、万人受けしそうだ。

  • 満足度★★★★★

    名作
    宅間さんが脚本された作品が好きで、今回名作「夕-ゆう-」をやるとの事で、何とか時間を作り、観に行きました。率直な感想はやはり「名作」です。

    ネタバレBOX

    主人公たちの高校生~30代と徐々に年月が流れていきますが、反感しながらも絶えず家族・近所で支えあうアットホームな舞台です。大好きな元弥にどうしても告白できない夕、夕の気持ちに気づいて何とかさせてあげたいと思う周りの人達、基本的に皆、自分の気持ちは大事にしたいが周りにも気を使える人達ばかりです。だからこそ、応援したくなり、歯がゆくなるのでしょう。
    会話も演出かアドリブか分からないシーンも多く、これも魅力です。
    上原さんに向かって、SPEEDの中にとても可愛い人がいるというシーンは必見です(笑)

    好きなシーンは多々あるのですが、個人的には再入院する静の事で落ち込む夕の為に、元弥が宝物を上げるシーンと亡くなった後の宝箱に坂田が間違えて書いたチラシが入っているシーンには泣かされます。

    素敵な役者さんが多かったのですが、その中でもやはり宅間さんの演技力は実に素晴らしい。高校生時代から大人まで見事に演じられておりました。

    途中の撮影タイムや終演後のダンスなどもあり、まさにフェスティバルでした。
  • 満足度★★★★

    エンタメ全開!面白かった!
    芝居良し、ダンスイベント良し!
    写真撮影タイム有、公演中の飲食可等。
    エンタメ要素、てんこ盛りの元気になれる公演!
    芝居は笑えて、泣けて満足。
    上演時間2時間30分。公演後、15分ダンス有り!

    ネタバレBOX

    宅間さんの芝居は、やっぱり泣けるものが良い(笑)。
    出演者が年をとっていく様子が微笑ましかった。

    元弥の結婚式前夜、内山理名さん演じる夕が、宅間さん演じる元弥に最後まで想いを伝えられない様子(元弥の妹にその思いを告白)にぐっと来た。
    更に元弥が亡くなった後に、遺骨に告白する夕の姿。

    一度しかない人生。
    何もしないで後悔するよりも、何か行動して後悔する方がずっと良いと思えた。

    役柄を通して、内山理名さんが好きになった。

    庭に、夕顔を満開に咲かせていた、元弥の想いを伝える演出も良かったなあ。



    今回の公演では、掲示板の「【ご参考】残念な公演の共通点」を読んで下さり、記載内容を採用して頂けたように思える。
    ・写真撮影(上演中の撮影タイム、グッズ購入者との宅間さんとの2ショット可)
    ・土日公演時間帯の考慮
    ・飲食自由

    更に、ライブ等、他エンタメに負けないようダンス公演まで行った。
    出演者の皆さんが客席に来てくれたので、ハイタッチできて良かった(笑)
    こういう公演は、劇団・観客とも、WIN-WINの関係になれると思う。

    柔軟な対応のできる、タクフェスの今後に大いに期待したい!

    宅間さんの挨拶の「お客さまがいて私たちは公演ができる」という
    言葉は、心からおしゃっているのだと思う。


    【改善点】
    芝居余韻を楽しみたいという観客のために、
    そのような回をもうけ、その場合はお見送りするというのが良いかと。

    次回公演の「くちづけ」は、本当に泣ける公演なので、
    余韻が大切だと思えるので、検討して欲しいかな(笑)。


  • 満足度★★★★

    初のタクフェス
    楽しくかつ切ない物語で、ストーリーは王道ですがとても楽しませて貰いました。
    やはり宅間さんの演技が自然で素晴らしかったです。

    お芝居の余韻には浸れませんでしたが、妹役の神崎さんがとても楽しそうに笑い、躍っていたので眼福でした。

  • 満足度★★★★

    やっぱり泣ける平成の新国劇か
    まだサタケミキオという名前で脚本を書いていた時代の再々演を見て、再びということになりました。テレビでちょくちょく見かける(気になる)ようになった詫間孝行なる人物に興味が沸いたからでした。
    今では随分有名になりましたね。
    この劇団の場合は、開場後すぐに席に着くくらい早めに到着することをオススメします。
    あと、ハンカチも必須でしょう。
    上原多香子が可愛いのなんの。上原多香子がやると前回のいとうあいこがやったのとでは随分印象が変わりましたが、いずれにしてもまたしても、不覚にも「号泣」しそうになってしまいました。

    ネタバレBOX

    内山理名も名演なんだけど、平成の新国劇と勝手に命名した私としては、最後のシーンの絶叫はもっと会場に轟かせてほしかった(シアターサンモールとサンシャイン劇場の大きさの違いもあるのでやむを得ないのでしょうが)。
    あと、夕顔のシーンが前回はもっとリアルに、いい感じだった気がするのですが、今回はちょっと残念な感じもしました。
  • 満足度★★★★

    お祭り!
    芝居はやはり泣ける芝居です。涙腺がいたく刺激されました。あと,タクフェスはやはりお祭り!グッときた気分は飛んでしまいますが,最後まで騒いで堪能できます。あと,開演前と芝居中には撮影タイムがありますので,カメラがあれば記念写真が撮れるかも。

  • 満足度★★★★★

    それでも感動!
    宅間さんの最高傑作。タクフェスのお祭り騒ぎには閉口、期待外れのシーンもありましたが、それでもグッと来ました。

    ネタバレBOX

    高橋薫と塩谷健太郎がずっと上手くいっていたら良かったのにね。

    三上夕は告白する機会が高校時代から何度もあったのに、自分のことを妹のようにしか見ていなかった相川元弥に結局告白できませんでした。元弥と薫の結婚式前日、彼女はデザインの勉強と称してフランスに逃げました。逃げて何が悪いと妹の波に激白した様子を元弥が聞いてしまい、病気で倒れたこともあって薫との結婚式は中止にしました。それから三年、元弥が亡くなり、葬式には間に合いませんでしたが、初七日の法事に間に合う形で夕が帰省したところから話は始まり、ラスト、夕は自分に対する元弥の気持ちを知ることになり、改めて今は亡き元弥に告白するのでした。

    冒頭シーンの元弥の白ずくめ、特に絹でできたような光沢のあるショートパンツは如何にもでした。前回の赤だかオレンジだかのアロハシャツを着てチャラチャラしていた方がもっちゃんらしかったです。

    ラストの夕顔いっぱいのシーンは、前回よりも舞台が大きくなったせいか、ライティングのせいか、リアルに作りすぎたせいか、花が小さく、緑の葉ばかりが目立って、あまり感動できませんでした。むしろ、勘違い無視され男の坂田がチラシの裏に書いたもっちゃんと夕の結婚おめでとうの走り書きが宝箱から出てきたときにグッと来ました。

    フランスから戻ってきたときの夕のワンピースが牛模様のハンカチを連想させ、牛模様にハートマークをアレンジした柄だったところなど、元弥に対する気持ちがデザインに現れていました。

    ところで、最近のタクフェスというお祭り騒ぎは好きではありません。純粋に『夕』を楽しみたい身にとっては、始まる前の撮影タイムや途中の撮影タイムは避ける事はできませんが、余韻を感じたかったので終演後のダンスタイムは参加しないで退出しました。

    夕には透明感のある女優さんを使ってほしかったです。夕の妹三上波役の神崎れなさんが素敵でした。
  • 満足度★★★★★

    宗生丸!
    タクフェス「晩餐」に続いての観劇。時代設定に懐かしみながら笑い、結末に泣きながらも楽しく観劇。ライブ内山理名さんのダンスは必見!

    ネタバレBOX

    人を好きになる想いはそれぞれで正解はないと思う。キャラを観ていて自分はあのタイプだったと思いながら見ていた人、多かったんじゃないだろうか。
    「夕」にはもどかしさを感じたがラスト近くで「夕」ほど己を知り、一番正直なんだろうと感じた。元弥に向けた告白は何年も胸に秘めた「恋文」のように思えて涙した。

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