抱擁ワルツ 公演情報 抱擁ワルツ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    無題1068(14-107)
    14:00の回(晴、暖かい)。13:29受付、開場。

    此処は青果鹿のスタジオ、出演者に青戸さんのお名前。此処で1年前「カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話」を観ていまして、そこで演じていた刑事役がみごとにハマッていました、ので観にやってきました。青果鹿の次回公演は下北沢「小劇場B1(2014/9)」なのでなおさらです。

    隅の方にある紙屑は千切ってきた本のページでしょうか。ほかにも本そのもの、時計、アナログプレーヤー。背もたれなし椅子、パイプ椅子(3列)の客席でクッションあり。13:56前説(アナウンス、70分)。14:01曲(ジムノぺテイ)が変わり暗転~15:17終演。

    原作と太田省吾については、帰路、ネットで確認。いろいろ解釈があるようですが、「本のページ(切れ端)」が、なぜか「マッチ売りの少女」が火をつけた1本のマッチのように思えました(ラストで照らされる丸い灯りなども)。

    二人にしかみえないもの...そういうお話なのかなと。

    青戸さんの低い声が好きで、本作でも決してジメジメしない、いつも希望を持っている、そんな声質は健在。

    早く次回作が観たいですよ、Satokoさん。

  • 満足度★★★

    生の深奥
    人間の生の奥深くにあるリビドーを、
    不条理的、超現実的幻想譚として形にしている作品だと思った。

    ネタバレBOX

    他の「観てきた」評にも書かれていたが、私も「もったいない」と思った。
    焦点が完全には合っていない感じ。

    ただ、この戯曲の焦点をピタッと合わせるのは、本当に難しいことなのだとは思う。

    この作品に挑んだということは、素晴らしいことだと思う。

    鯨井智充さんの演技など、良いと感じる部分もあった。
  • 満足度★★★★

    難しい戯曲だが独特で濃密な演劇空間を創造。
    いやー、太田省吾のこの戯曲。難しいわー(笑)。同氏の無言劇より難しいのでは?

    何よりもまず、こんな厄介な芝居を上演しようと決断した激弾ショットと出演者の皆さんに敬意を表したい。

    しかも、独特で濃密な演劇空間を創造し得ていたと思う。楽しめました。




    ※観劇後、ネットでいろいろ検索してみると、初演はアパートの一室で上演された、との記述あり。
     また、「ゴドーを待ちながら」から発想された芝居、とのこと(これは容易に想像できる)。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX


    4人の登場者は、それぞれセリフが肉体言語化されていて素晴らしかった。特に高野亜沙美の声質、表現力が、太田の詩的世界にマッチしていたと感じた。


    ※以下は、ど素人の勝手な意見です(笑)。

    あえて私の感覚で言わせていただくと、老人2人だけのやりとりのシーンは、ゼロコンマ1秒くらい、テンポを落とした方がいいような気がした。

    また、老人2?の「あーー」「うーー」という喋りは、もう少し観客に理解しにくい喋り方のほうがいいように感じた(分かりやす過ぎた、という意味)。相手の老人のリアクションでどうにか分かる、というくらいの方が面白いのでは?
  • もったいない。
    なにもかもがもったいない感じ。

    もちろん、まとまっていないのはいうまでもないが
    それはツイッター的な散文とも思える。

    時間的に1時間半と短いので仕方ないとは思うが
    どれもちょっとだけ見せて
    それで終わってしまっている。

    そこがツイッター的文学
    長嶋有の「問いのない答え」的とも思える。

    しかし詩的とも思えるシーンがちりばめられているわりには
    結果として凡庸になってしまっている。

    ネタバレBOX

    まず序盤、
    男が履いていた靴が非常に気になった。
    片方が、穴の開いた靴下で靴を履いていないのに
    もう片方が、プーマ風のシルバーがてかてか光った靴を履いていた。

    なぜ貧乏で河原に住むような男がプーマ風の靴を履いているのか?
    しかも脱ぎ捨てたら、その下は穴の開いた靴下なのだ。

    白い服を着た上流階級の親子との対比が
    そのせいかイマイチだった。

    お嬢様の劣情も、
    哀れな男の日常と対比させるには
    二組の差が見えにくく、もちゃもちゃとはっきりしない。

    せっかく、エロチックなシーンで
    効果的に演出できそうだったんだが、もったいなかった。

    男たちが抱き合っている意味も、意味不明。
    いっそ意味不明でもいいのだが、
    体が離れられなくなる不可思議な理由がなかったのが
    もったいない。

    部分的に出てくるメルヘン風の話が
    どうもまとまりが悪い。
    ノートも、最後に説明はあったが、
    いまいちオチにしてはわかりにくい。


    意味ありげなNOTEの話と
    なぜか急にくっついてしまった二人の貧困男と
    劣情に駆られる哀しい境遇の娘
    これだけで、十分おもしろくできたはずだ。
    役者の熱演が十分だっただけに惜しい。

    ああ、もったいない!


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