B級に恋してる
やりたいこと、やってますね。
「俺の妹」にはひたすら爆笑だった。
SNATCH「MOSAIQUE モザイク」脚本・出演の もんた まさゆきを、私は知っている。
「水野真紀 の親友だ!」。必死に主張する彼に、芸人仲間から疑いの目が向けられていた。週刊誌報道によると水野真紀さんは夫・現職衆院議員との間に「離婚危機」か浮上しているらしい。
「えっ、彼が…水野真紀と…」
そんなスクープを報じるところは まず四流誌だろう。
かれこれ3年前に遡る。もんた まさゆき関係の事務所主催・お笑いライブを観覧した。
当日、強風注意報が発令された悪天候だったこともあり、私たち2人しか中目黒の会場に集まらなかった。対する出演芸人は総勢15人程である。
SNATCH「MOSAIQUE モザイク」。サンモール・スタジオの客席がいつもより窮屈に見える。これは気のせいではなさそうだ。
「花粉空間」であった。
「バカだ!」「下劣だ!」「佐村内だ!」。一部観客がアレルギー疾患に陥った。
しかし、平気な者にとってみれば何のことない。
政治学者・丸山真男は日本人特有の精神土壌を「雑居性」(「無構造の伝統」)に求め、戦後の社会も これを定説化したように思えるが、「MOSAIQUE」がエネルギッシュに動くその「原料」に等しかったのかもしれない。ハリウッド大作映画のBGMを シリーズ、配給会社、年代 お構いなしにガラガラポンで使用するが やけに馴染む音響構成だった。