やることの重要性などは理解できる
でも内容は御粗末でありました
学芸会みたい・・・・
個々の出演者は良いとは思うが、
統括者(?演出家)がまったく仕事して無いように思えました。
観客のマナーもずいぶん悪かったと感じました
(高齢な方が多かったようですけどねぇ)
「持続可能性」という、あたらしい つながり方を
「地球憲章」は、(知識人が イニシアティブをとり)人類が初めて平和、人権、教育、環境、経済を包括的に条文化した、かけがえのない知的遺産だと思う。
グリーンランドの雪融け現象が、遠くの地にある日本の海水浴場を消滅させているとしたら。(8mの海面上昇を もたらすらしい _同公演の『環境サミット』で知る)
デトロイトの工場地帯からでる排気ガスが、ニュージーランドに住むこどもたち に紫外線対策用サングラスを装着させなければならない原因だとしたら。
アマゾン川流域の森林破壊が、地球に住む70億人の『宝』である生物多様性を滅ぼしているとしたら。
世界は“つながってしまっている”のである。
環境破壊で、また紛争で。
21世紀を建設する私たちは、この
“負のつながり”を、“正の つながり”へCHANGEしなければならない。
そして、“想像”しよう。
目の前で お腹をすかす高齢者の先に、アフリカのこどもたちを。
板チョコレートをあげる、大切な 恋人の先に、空爆に怯える市民を。
“想像”しよう。
“つながり”を持とう。
経済だけが、グローバルではない。
私たちは この地球に暮らす限り、水を、緑を、資源を 、これからも分かち合わなければならない“一員”である。
国連というのは、一般人にしてみれば謎が多い組織だろう。
UNHCR日本事務局長(母国はヨーロッパ)がクリスチャン音楽家の難民支援コンサートに来賓した際、「お祈り」する時間に どう対処したか。
私も含め 参加者が敬虔に 祈るなか、彼は頭をたれることもせず、手を合わせることもしなかった。(イスに座っていたが)直立不動である。
国連組織の責任ある立場の職員は、全ての宗教・宗派から独立していなければいけない存在らしい。
ちなみに、生え抜きの国連日本人女性職員としては最も上層部を経験した池上・日本大学教授から ちょびっと単位を貰った身だ。
国連についての基礎知識は 把握しているものの、職員という立場での宗教は どうなのだろうか。
いや、少なくとも、パブリックな場所だと、やはり自らの「信仰」を封印する必要があるようだ。
「環境省ですか?」「文科省ですか?」「外務省ですか?」「厚生省ですか?」
国連クラシック協会・小池さんに よると、省庁の直轄公演だと噂された歴史があるらしく、それを振り返った。
どの機関が主催か。そんなことは どうだっていい議論だ。
「地球環境」は、一人ひとりの手に直接、関係するテーマである。
私たちが 所管者だし、行動する当事者に等しい。
アマゾン流域で進む、伝統農業を活かした「持続可能 新農業」にスポットを当てる。
この公演では触れられていなかったが、ブラジル日系人が新農法を開発し、大統領を絶賛させた例もある。
記事タイトル【大統領から国家表彰受ける=パラー州=トメアスーの小長野さん=森林農法の小農普及貢献で=ルーラ「日本人だからできた」】 ニッケイ新聞 2010年12月10日(※サンパウロ市 日系人向けメディア)
[諸先輩の80年にわたる苦闘の歴史のおかげです」。首都ブラジリアの大統領府講堂で1日、国家統合省による「地域発展国家表彰」の授与式が行われ、パラー州トメアスー移住地の小長野道則さん(52、鹿児島)に第2部門賞がルーラ大統領の手から渡された。ニッケイ新聞の電話取材に対して、小長野さんは「15年間、小農のためにコツコツとボランティアをしてきたことをゴベルノ(政府)が見ていてくれた。この表彰は一生の宝です」と感無量の様子で感想をのべた。]
日本から渡った移民者が、地球の裏側・ブラジルで、飢餓や差別に苦しみながらも、現在、その役割を評価する声が政財界などに多い。このことは歓迎したい。
舞台は、このようなサクセス・ストーリーを、貿易流通企業社員、現地ブラジルの農業組合経営者を 通して描かれる。
「ダーク・ワールド」を象徴とした歌・ダンスが彼らを取り巻くわけだが、 嫌悪感を抱かせず、それでいて「排除すべき世界観」を明確に区別したパフォーマンスであった。
私は尾花輝代允 先生のバイヴォリン演奏と、若い世代によるバレエを楽しみに鑑賞している。残念なことに可憐なバレリーナの登場は叶わなかった(プロのバレリーナは出演)が、日本舞踊の「粋」に触れられた。
観客の こうした楽しみを、もし非常灯が奪ったとすれば、私は次回以降の消灯を希望する。
ビジネスマンと「地球環境」のマッチングは意外に思われる方も いるだろう。しかし、これは「価値観」の選択である。
「地球憲章」前文は こう記す。
「私たちは、いま生まれつつある地球共同体のために、倫理的基盤となる共有の価値観を、早急につくらなければならない。」
「地球破壊」か、あるいは「Earth Charter in Action」なのか。
この「価値選択」を、ビジネスマンに込めたのである。
ネタバレに「地球憲章」全文を掲載したので、興味のある方は ご一読を 勧める。