無題1051(14-090)
19:30の回(曇)。19:00会場着、受付。BGMにピアノ曲、何処かの田舎町なのか、ブロック塀やトタン板。上手にテーブルと椅子、コンクリートブロック、空き缶。下手、木が生い茂る高台、手前にちゃぶ台。
19:29前説(アナウンス、喫煙シーンあり)、19:36開演〜21:26終演。
こちらは初めて。お話は淡々と進み、交わされる方言は自然に聴こえます。下手の家族、上手の家族、中央の空き地で繰り広げられる争い。なぜここにいるのか、何をしようとしているのか、がほとんど語られないお芝居でした。
満足度★★★★
何が待っているのか!
早口でテンポが早くなる芝居が多い中、田舎での生活スピードに合わせたスローテンポの会話に新鮮さを感じた。対照的に格闘シーンはスピード感あり迫力ありました。シャワーもある舞台セットも立派で舞台美術好きは満足できます。さてこの芝居、登場人物の人生に希望が見え隠れするものの一瞬先は闇、何が待っているのかわからない、そんな世の中を見せてくれました。
満足度★★★★
ほろ苦ぁーいブラックコーヒーの味わい
職もなく故郷に帰り、妻の収入が頼りの元ボクサーの物語。
どちらかと言えば暗めの話でハッピーエンドとは言えないのに110分をしっかりと見させ、なおかつ後味も「悪いばかりではない」のが独特。
謂わば「ほろ苦ぁーいブラックコーヒー」か?