名も無き花 公演情報 名も無き花」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    演劇は初心者ですけど
    一つ一つの所作や言葉、語り方にハッキリとした意志を感じて、写真や音楽と絡み合ってあっという間に独特の世界観に引き込まれました。3月の「痒み」が本当に楽しみです!素晴らしいと思いました!

  • 満足度★★★★

    確かさとライブ感、そして写真の力
    舞台空間を囲む写真にしてもギターの音色にしても、役者たちが紡ぐものに異なるボリュームを与える力があって。

    朗読の態で語られるものの確かさが、その空間のなかで繊細な協調や対比とともに舞台全体の色や広がりに変わりあふれ出してくる。

    なにかリキュールの入った上質な大人のショコラを味わうような、とても豊かな時間に引き込まれてしまいました。。

    ネタバレBOX

    7枚の写真のそれぞれにふっと観る側が誘い込まれるような力があって。
    それらの視線が、生身の役者達の声や身体でつづる花に纏わる掌編の世界に、不思議なふくらみを与えてくれる。
    朗読自体が作る場のリズムや残響や奥行きも、役者たちの技量にしっかりと支えられていてとても自然に取り込まれてしまうのですが、そこに写真たちが醸す密度が重なると、さらなる別の肌触りがすっと引きだされていくことに驚きました。

    写真自体はフライヤーで既見だったのですが、それが大きく引き伸ばされ空間を囲むと、新たな印象が生まれ、囲まれた空気には血が通い、声と身体で組みあがっていくものを別の色に映えさせていく。
    それは刹那の内にふくらみを与えるギターの響きと共に、語られる言葉に素で触れるのとは異なる温度や肌触りを感じさせて。

    作品を選ぶセンスにも、黒を基調に赤をあしらった衣装にも、ミザンスの作り方やフォーメーションの作り方などにも、観る側を閉じ込めるに十分な洗練がありました。
    残念ながことに大雪の影響をもろに受け、空間を囲むもう一面というか客席が少々さびしく舞台からあふれ出してくるものが、ほんの少しだけ拡散してしまいましたが、よしんばそうであっても、文章の世界を空間の色や濃淡で描き出す演じ手の力をしっかりと感じることができました。

    春の本公演が、実に楽しみになりました。



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