期待を裏切らない
本当、期待を裏切らない試験管ベビーさん。
名古屋で今勢いのある他劇団「劇団あおきりみかん」の鹿目さんや「オイスターズ」の平塚さんまで名前出しちゃって…乗っかりすぎですからw
いやでも試験管ベビーさんがやると、全て開き直りに見えて、それがまた面白いのだが。
今回は舞台に対し、正面・上手・下手の三方向に客席があり、面白い作りの会場でした。
作中の劇団「春夏秋冬」(←このネーミングもw)が初めにやったヘンゼルとグレーテルでの、台詞とシチュエーションのちぐはぐ具合から、後にやった新ヘンゼルとグレーテル、あそこまで変わるとは…さすがです。
劇団員の“言いたい台詞”をデカデカと襷にして掲げているので視覚的にも分かりやすく、「いつ言うのかな?」→「そこかぁーっ!!」と思いながら観ていました。
新ヘンゼルとグレーテルを創る過程も面白かったです。
台詞には、それに合ったシチュエーションがあって、ただ“言いたい台詞”を言うだけでは駄目なのだと、その台詞を言うに相応しい場を創らねばならないのだと、観客にもご教授頂きました。
一番面白かった台詞は「俺について来い!」ですね。
犬のぬいぐるみのシチュエーションは彼にぴったり。
何故ぬいぐるみを引っ張る紐を、テグス等にせず白い紐にしたのか首を傾げますが、彼のぬいぐるみの扱いは一級品wでした。
満足度★★★★
相変わらず面白い
相変わらず、何も考えず脳天気に笑って観られる希有な劇団。
言いたいセリフや名セリフは、相応しいシチュエーションが不可欠である。
そうでない時に言ったら?まさにピッタリハマったら?といった、まずセリフありきな劇中劇が可笑しいお芝居。