乾杯の戦士 公演情報 乾杯の戦士」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★

    0205
    観劇

  • 満足度★★★★

    「踊り場もの」あるいは「待合室もの」
    主人公と3人の相手を描く3話連作短編形式の「踊り場もの」あるいは「待合室もの」。
    各話それぞれ特徴があり、笑わせたりホロリとさせたりと巧みなツクリ。
    なお、「アレ」の「劇場版」きぼんぬ。(笑)

  • 満足度★★★★

    どちらに向かったのか
    選ばれた理由は明確には語られないが、確かに男の人生に関係する3人が選ばれた感はあるし、それぞれの愛、3つの愛を感じる物語とも言えるし、最終判断を決める物語とも言えるかな。ラスト、男がどっちに行ったのか想像できる終わり方はよかった。
    しかし、小玉さんは期待を裏切らない強烈キャラ(笑)でした。

  • 満足度★★★

    大雪の中観劇
    小さな場所で少人数の公演だったので
    非常に贅沢な気分を味わう事ができました。
    とにかく役者さんが近い!
    座る場所によっては若干見えづらいところもあったのですが、
    ちょっと癖になりそうなので是非またやっていただきたい。

    「雪の中ご来場御礼粗品」なる心尽くしも嬉しかったです。

    ネタバレBOX

    男がひとり、店に駆け込んでくる。
    カウンターのバーテンダーに尋ねると、
    ここは「あの世とこの世の間にあるバー」だと言う。
    その言葉で自分の身に起こったことを悟る男。
    そのバーではあの世に行く前に、
    自分が会いたい人物3人と乾杯をする事になっているという・・・。

    ・一人目
    お笑い芸人時代の相方。
    男が突然姿を消したため、違う相方と組み現在は売れっ子芸人に。
    ただし現状に満足しておらず男のことを今でも慕っている。
    男の方もネタを手紙で送り続けている。
    姿を消した理由を尋ねるも言葉を濁される。

    ・二人目
    戦隊ヒーロー時代の仲間(ピンク)
    男はゲンカイジャーという戦隊でレッドをしていたらしい。
    姿を消したのは地球を守るためだった。
    敵を倒し戦隊は解散したものの、
    男は燃え尽き症候群で、現在はDVDのパッケージに紙を入れる仕事をしている。
    ピンクは仲間を集めて再度戦隊を結成したいと考えている。
    二人とも相手を憎からず思っている。

    ・三人目
    母親
    女手ひとつ、水商売で育ててもらっていたが
    折り合いが悪く音信普通になっていた。
    話すうちに男も自分の過去を語り始める。
    実は死因は戦いの中での爆死だと判明。

    最初、謎が多いまま話が進んで行き、
    話が進むに連れて段々と背景が分かってくるのですが
    いきなり戦隊ヒーローなんていう設定が出てきて驚かされました。
    そして、コメディーで進むのかなと思っていると
    母親とのやりとりでは泣かされるという
    最後まで気の抜けない芝居でした。

    個人的には戦隊ヒーロー設定がツボ。
    でも加藤さんはレッドよりもブルーっぽいと思います。
  • 満足度★★★★

    気付けば王道のような構成
    オープニングのちょっとしたセリフの応酬で不思議なほど舞台設定を呑み込めた。上手いなぁと思ってたら、中盤でドカンとひっくり返され、終盤で掻き回しに掻き回されて、大笑いしてたのに最後泣かされるという、気付けば王道のような構成だった。

    ネタバレBOX

    観にいく決め手だった3人の役者、齋藤陽介、田中沙織、小玉久仁子がそれぞれのシーンを担う形でキャストされていて鳥肌ものだった。こういうシンクロニシティは大事。しっかし、田中沙織のキャスティングは秀逸。成る程、スーパー戦隊のピンクね。イメージ合う。

    小玉久仁子は凄かった。母親の飄々と虚実を行き来しながら最後胸に迫る心情の吐露までを見事に演じてた。加藤敦のシーンに応じた立場の使い分けもよかった。兄貴分で、恋人で、息子で、それぞれの立場での哀しみがキッチリ伝わってきた。
  • 満足度★★★★

    あるワンシーン
    あの表現はくる。

    ネタバレBOX

    3話構成で、最初の1話はなんとなく、話が見えないのでもやもやする。
    2話で、とんでもないふざけた話が見えるのだが、1話のもやもやが少し晴れて3話の流れが見えてくる、という構成は素直に面白かった。

    中身自体はもうひとひねりほしいかな。なんか、特殊な雰囲気の話なので、入り込みづらかった。

    最後、母親が息子を想ってお金を払うシーン。小銭まで出すシーンでうるっときてしまった。あの少し取り乱した感じがまさに秀逸だった。
  • 満足度★★★

    空白の一年
    面白い。65分。

    ネタバレBOX

    あの世へ向かう階段の途中にあるバーに慶太がやってきて、バーテンからあなたの会いたいと思う人がこれから3人来ますと告げられる…。

    小鶴慶太(加藤敦)…お笑いコンビやってたけど、地球を救うため相方に黙って戦隊ヒーローのレッドとなり、地球を救う。DVDパッケージの仕事に就くも、借り出された戦いで命を落とす。ピンクが好きだった。
    奥沢太一(斉藤陽介)…慶太の相方。突如いなくなった慶太に怒りをぶつける。慶太のネタを参考にネタを作るが、慶太の想いを感じて独り立ちする。
    雨宮順子(田中沙織)…戦隊ヒーローのピンク。引退後も戦いに身を投じることを願い、司令官?と寝る。慶太を誘うも、慶太は身を引く。
    小鶴ちよ(小玉久仁子)…慶太の母。元スナックのママ。今は給食のおばさん。慶太に嫌われつつも仕事のスキルを見せつけ、去る。
    バーテン(松本理史)…あの世とこの世の中間のバーに勤める。慶太の功績から、慶太に復活という例外扱いもあると伝えるが。

    太一との話があんまり波風たたないななんて思ってたら、順子との戦隊ネタでいい感じに揺さぶられた。あがったのか下がったのかわからなけど、いい落差だった。
    ちよとの会話は、やっぱりグッときた。墓場まで持っていくと決意した、誰にも知られない(言えない)ヒーローだったという過去を、ついに打ち明ける慶太。ビックリしたちよも水商売スキルで切り返す。たぶん、慶太にしてみればあんまり良くなかった母もやっぱり母だったんだとジンとくる。バーで坊主めくりをして語るという趣向が、ミスマッチながらも味がある。

    死んで会いたいと願う人に会うという設定はありきたりとも思えるけど、苦めなファンタジーな色合いで、自分に置き換えるとどうなるかななんて思った。
  • 満足度★★★★

    初ホチキス
    面白いです。バーテンさんがいい味出してました。短い時間にまとめられていて観やすかったです。お酒飲みながら、至福のひとときでした。

  • 満足度★★★★

    面白かったし、
    味わい深い作品だったのだが、、劇団のイメージが固まってしまっているのだろうか。。まだ何も始まっていないのに、笑いに来たの、笑わせてよ、笑いたいという、客席の反応があたかもテレビ収録の笑い屋みたいで、場違いに思えた。情緒や悲哀のなかに、笑いの要素を絶妙に入れていこうという作者側の意図を覆すかのような笑いっぱなしには、これから先この人たちは、ずっとこの呪縛から逃れられないまま進んでいくのかな~~といらぬ心配したりして。なんだか期待に応えなければという窮屈さも垣間見えて、少しお気の毒な気分さえしてしまった。笑わせてくれたらOKというのが長年のファンの気持なのかな・・・以上、新参者の感想でした。

    ネタバレBOX

    まだ、さぐりさぐりで、こなれてない感じ。。これから終盤に向けてさらにパワーアップしそう。
  • 満足度★★★★★

    3つの愛のものがたり
    会社帰りに寄らせていただいたのですが、一日の疲れやストレスを癒してくれるようなとても良い時間を送ることが出来ました。
    大声を上げて笑うような感じではなく、クスリとするような感じでしたが、それがかえって物語の全体的な雰囲気にあっていた気がします。ギャグとシリアスの割合が絶妙です。

    ネタバレBOX

    死ぬ前に、心の底で「会いたい」と願った人3人に会えるバー。
    この設定がまず素晴らしかったように思います。
    エビス駅前バー自体がビルの3階にあるため、実際に階段を登って入るようになるんですが、そこを含めて、劇場を最大限に活かした設定だったような気がします。

    主人公がそこで出会う、芸人を目指していた頃の相方、ゲンカイジャーという戦隊ヒーロー時代(!)の仲間、そして会いたくなかったはずの母親。

    最初のうちは夢から逃げて交通事故で死んでしまったダメ男なのかと思っていたんですが、物語が進んでいくうちに3人との会話の中から、実は地球を救ったヒーローであり、死んでしまったのも、人を庇った末の爆死だったとわかる、という構成も良かったと思います。
    ヒーローなんて言ったら一気にギャグになりがちですが、そんなことは無く…。
    母親とのやりとりは、思わず涙。
    それぞれのやりとりを見守っているバーテンも凄く良い味を出していました。

    そして最後、主人公が階段を登ったのか降りたのかはっきりとさせずに終わったのも良かったです。


    本当に素敵な時間を送ることが出来ました。
    是非いろいろな人に観てもらいたいと思える、そんな舞台です。
  • 満足度★★★★

    涙が出た
    今回は自分はツボにははまらず笑えなかったのだが小玉さんの演技には涙が出た

    ネタバレBOX

    親子ものには弱いです でも演劇で泣いたのは初めてでした 60分あっという間 設定は好みでした
  • 満足度★★★★★

    やっぱり面白い
    いい話なのに、それだけでなく笑わせていただきました。5分に1回は笑えます。そして、最後は、温かい気持ちになりました。

  • 満足度★★★★★

    最高傑作かも
    今まで観てきたホチキスの芝居の中で一番感動したかもしれない。もちろん,ホチキスらしい笑いの部分も随所に盛り込んでおり,大笑いできたんだけど,やっぱり小玉さん,凄い人だ。ついつい涙流しそうになってしまった。上演時間は1時間で,平日でも全く問題ない時間。ちょっとわかり辛いけど駅からすぐで,3階のBar(入り口をもっとわかりやすくしてほしい)は20人も入れば一杯になってしまう空間。酒を片手にホチキスの芝居を間近に観られる(なんて贅沢なんだろう)。これはもう行くしかない。とにかくオススメの舞台です。

  • 満足度★★★★★

    60分だけど、大事なエッセンスがちゃんと詰まってる感じ。
    とってもとっても良かったです。ストーリー全体の中での緩急もいい感じでしたし、なによりとっても楽しめました。観劇初心者の人にとっても、とっつきやすい内容だと思いました。(もちろん、観劇よく行くよっていう人にもおすすめです。)

  • 満足度★★★

    なかなか楽しめた!
    お酒を飲みながら、気軽にさくっと楽しめる。
    ちょっと感動系のスパイスも。
    役者陣の好演が光る、特に小玉さんは豪腕だあ。
    グイグイっと、引きこまれる!!
    広くない空間で、この役者陣の芝居をみれるのは非常に贅沢だ。
    上演時間60分なので、会社帰りでも気楽に立ち寄れるのが魅力。

    ネタバレBOX

    主人公は交通事故死。
    あの世に行く前に、本人が望む3人とバーで飲みながら、話すことができる。
    一人目はお笑いコンビの相方、二人目はかつて世界を守るため
    にいっしょに戦った仲間、三人目は母親。

    物語の設定や展開は目新しい感じはしなかったが、
    役者陣は良かった。
    特に小玉さんは登場しただけで、空気そのものを変えてしまう。
    笑いの中にも、親子の感動的!?な話し散りばめてあり、
    楽しめた。

    自分なら、三人をどう選ぶかな(笑)。
  • 満足度★★★★★

    良かったです
    死の世界に行く途中の出来事、滑稽な内容とシリアスな内容が混在していて、場所も違和感無く、一人ひとりの設定も楽しく観れました。

  • 満足度★★★★★

    意外にも感動作
    死者が死後の世界に行く前に望んだ(望んでない?)三人に会えるバーが舞台。一人目は漫才の元相方。なぜか一年もの間この主人公は所在不明だったという。二人目は…

    ネタバレBOX

    共に地球防衛のために戦った恋人らしき元女戦士。三人目は会いたくもなかった母。強引なのにそうと感じさせないストーリー運びはホチキスらしい。母との別れの場面には思わず涙しそうになる。最後のバーテンとの会話には望めば生前の世界に戻れそうな台詞があったが、主人公が生前と死後のどちらを選んでこのバーを出ていったかははっきりとはさせない。一時間ほどの芝居なのに完成度の高い作品だった。

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