満足度★★
ふーん・・・
実名ツイッターとかラインとかフェースブックとか、そういうのバリバリにやってるような人たちにはこういうのが「切実な問題」なんですかねー。
携帯はガラケー、匿名アカでツイッターやってるようなあーしにはどうでもいい話でした。
いまどき「情報」と「身体」を単純に二項対立させる(少なくともそのように見えた)ってのはどーなの?とかね。
現象学とか身体論とか的に展開させる前振りかと思って我慢して観てたら、そのまんまで終わっちゃってなんかもうガッカリ。
「SNSのある世界」「SNSの登場以前の世界」を作家が自分の頭で考えてない、ステロタイプなイメージで描いちゃってるような印象が。
結局は大学の中の狭い話っていう、「それ以外の世界」はどう捉えてるの?っていう、語ろうとしてることに対しての作品内の世界のスケールのしょぼさも気になったし。(てかさー、「大学の生徒」って言うなー、「学生」って言えー)
綾門さんの脚本、前に観た『止まらない子供たちが轢かれていく』は面白かったから期待してたんだけどなあ・・・。
あと演出の要求に対して役者の身体表現や発声に甘さがかなりあったのもイライラした。セリフと連動しちゃう腕や手の動きとか、かたちとしてアヴァンギャルドなことやろうとしてるってのに、ものすごく「古い」芝居に見えちゃってどうにもうーん。
最後のほう、何言ってんのか全然聞き取れなかったし。