Blue Marble 公演情報 Blue Marble」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    脇の甘いSF
    ミュージカル仕立てでやるにはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

    ネタバレBOX

    赤く汚れた22世紀の地球、人類は人類移住計画の一貫として光速を超えるロケットを開発していて、その1号機の試運転実験に関わる話。

    太陽フレアの異常活動が原因で起こった事故で大怪我をした赤ちゃんたちを救うために、同じ事故で死んだ赤ちゃんの手、足、目、耳をそれぞれ失くした4人の赤ちゃんへ移植しますが、その後に死んだ赤ちゃんが蘇生。サリーと名付けられたその赤ちゃんは、失った組織を機械に置き換えながら成長し、ロケット開発及びパイロットを養成する学校ブルー・マーブルに入学します。移植を受けた側のキャサリンたちも入学しました。

    その後、パイロットに選ばれたサリーは100光年先まで行ったものの事故で帰還できなくなりましたが、キャサリンがロシアのロケットで救出に向かい成功。地球の方向を見ると、そこに届いた光は21世紀のもので青い地球が見えました。

    サリーがサイボーグだということがバレて一悶着ありました。知らなかったこととはいえ、ケチを付けたのが移植を受けた側だったというところが如何にも皮肉。入学時にメディカルチェックは無かったんかいとツッコミを入れたくなる辺りが、SFをミュージカル仕立てでやるにはピッタリの脇の甘さ加減でした。

    音程が合っているのか分からないような低音でいきなりボソボソ歌い出すのは実力的に無理があります。かと言って、半音ずれた音を大声で聞かされるのも苦痛です。特に男性がひどかったです。

    女性陣の顔が皆さん個性的だったのが良かったです。

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