ピーピング・トム 『A Louer/フォー・レント』 公演情報 ピーピング・トム 『A Louer/フォー・レント』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    異次元世界
    上演時間80分。通常の中に異次元世界を垣間見るような感覚。また前衛映画のような印象もある。新装開業の会場でまさしく劇空間そのものか。

  • 満足度★★★★

    わからない面白さ
    言葉で表現できないもの。可笑しい。そして脳裏に焼きつく。くすくす、カタカタ、バタン。そう、擬音で表現できるかも~私じゃ無理だけどね。ポストトークも楽しんだのだけどなんか可笑しい(笑)

  • 満足度★★★★

    記憶の迷宮
    人間離れした身体表現を用いてホラーでスラップスティックでシュールな世界を描いた作品で、謎めいた魅力がありました。

    ステージ手前の赤いカーテンが開くと、奥も同様に高さのある赤いカーテンで囲まれた空間となっていて、オーケストラのチューニングの音が流れる中、ある洋館にいる女主人と執事の所へ現実か妄想か曖昧な人達が現れては消えて行き、かつてその場所に居た人の記憶が呼び戻されている様な不思議な物語でした。
    ホラー映画のパロディー的に恐怖感を煽るシーンやオペラ歌手のアリアやナンセンスな会話(芸術監督の野村萬斎さんや隣のシアタートラムで前日まで公演があった片桐はいりさんの名前も出ていました)等、ダンス以外の要素も多く、独特なパフォーマンスとなっていました。日本人のエキストラが多く参加していて、幽霊みたいに存在していたのが印象的でした。

    スローモーションや静止やアクロバティックな動きが効果的に使われていて、特殊効果を用いた映像の様な光景が目の前で繰り広げられていて圧巻でした。特に足首が脱臼したような動きが特徴的で、壊れた人形の様な歩き方が不穏な空気を醸し出していて目を引きました。

    1950〜60年代の前衛音楽的な音楽が多用されていて、ちょっとレトロな感じが作品の幻想的な内容にマッチしていました。非現実な光景を具現化するセットや家具のギミックや、パフォーマーの立ち位置の組み合わせが興味深かったです。

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