森山智仁の森小屋 vol.2 公演情報 森山智仁の森小屋 vol.2」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    本公演はライバル
    ほぼ、バッコスの祭。
    タイトルのイメージから芝居の勉強会の成果を見せる場、と勝手に思っていた。

    今回は二人芝居、全員参加のコント、四人芝居の三本立てでした。

    自分が今まで観たものにかなり引き摺られるのだなあと改めて思ったのですが、短編集というもので考えた時に物足りなさが残ってしまった。
    最近、凄いクオリティの短編集を観てしまっているので辛口にならざるを得ないという。

    ネタバレBOX

    ●二人芝居「投票に行こう!」
    投票に行かないとこうなっちゃうかもしれないよ。
    という作品ですが、話の展開が急過ぎてIFの物語で終わってしまっていたかなと。
    要は観てる側にこうならない様に考えて行こうぜ、と植え付けるのが分かりやすい正解だと思うけど、多分、これだと「嘘でしょ、ふーん」となってしまい響かない。
    政治の怖さは遅効性の毒でいつの間にかじわりじわりと変化してく恐怖だと思うので、そういうのを入れ込めていれば、と思った。

    また終わった後の解説、これは本編以上にしっかりやらねばならなかったと感じた。
    カンペを用意しているのだから一字一句の台本にしてでもすらりと言えないとダメだと思う。
    要はやってる側は内容理解せずにやってるの?という風に見えてしまうのでやらない方がよかったくらい。


    ●コント「白熱のラリー」
    噛み合わない政治の話を卓球のラリーになぞらえていた。
    全体的に政治色を強く感じたのだけれど、これ滑稽ですね、で終わってしまっているのでもう一歩踏み込んで貰いたかった。


    ●四人芝居「エターナル会議フォーエヴァー」
    面白くは感じれた。

    ただ、これも全体的な話だけれどクオリティはもっともっと上のモノが出来たのではないか、と思ってしまった。

    実は短編だとか朗読劇で有りがちになってしまっている「練習量が少なくてもなんとかなる」から短編です、というところに陥ってしまっている様に思えた。

    例えば、バッコスの祭の本公演と比べて同じクオリティを目指せていたか、それは気になった。


    ちなみに政治的部分がテーマの様に感じたけれど、この後に観たボクラ団義の方が実はちょっと考えさせられる様な芝居だったり。

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