世界一マニアックな新年の迎え方
3時間40分の年越し観劇…。(休憩なし)
この「大忘年会」は、カウントダウンまでの3時間がお笑いライブ&トーク、年明け後は大川興業芸人によるパフォーマンスの構成だ。記すのは、2014年一発目だった後者である。
ある痩せ型芸人(50センチの首輪を腹に巻いたまま!)が、ライターの火を付けた煙草を指に…。当然、「あちちっ」なのは言うまでもないが、その指圧を加え続け、なんと鎮火してしまった。
ダチョウ倶楽部は、 熱湯に入れたおでんを「あちちっ」と毎度、オーバー•リアクションする、ゆで卵を飛ばす芸でお馴染み。しかし、大川興業芸人の「あちちっ」は、お笑いではなく、アクロバットショー並の舞台だからこそ漏れる「マジ」だ。
この「厄払い」と称したショーは、「己の身体を顧みない人達の暴走」だと思う。つまり、それは、イリュージョンや少林寺拳法のいう「技法」ではない。凡人が危なかっしいことを、年明けのテンションで やってしまう、「現実」=「マジ」なのだ。