満足度★★★★★
宝塚不滅感!
ずいぶん久々の宝塚。それもあまり星組にはご縁がないので、どなたも存じ上げない中での観劇でした。
題材に惹かれて観に行ったので、楽しめるかしら?と幾分半信半疑でした。
でも、わあ、宝塚ってやっぱり凄いわ!と、改めて感じ入ってしまいました。
主役のお二人がとても素敵で、久々に、ラブシーンで、うっとりする感覚がありました。
100周年記念ということもあるのでしょうが、宝塚ファンばかりの客席には、最初、アウエイ感も正直ありましたが、最近、何を観るのか、誰が出ているかも知らない観客に占拠されている劇場で観劇している身にとっては、こうして、楽しみに劇場に参集している観客に取り囲まれて観る芝居は、ある意味、新鮮な喜びでもありました。
聖地だなあ!という感慨。
小池修一郎さんによるオリジナル作品のようですが、芝居の流れとしては、「エリザベート」を彷彿とする作りでした。
もちろん、ナポレオンとジョセフィーヌの恋愛事情に主軸が置かれてはいますが、ナポレオンの足跡も、スピーディに辿り、芝居運びが安定していて、さすが小池さんのお仕事!だなと感心しました。
キャストの演技力、歌唱力共に、及第点の方が多く、宝塚、しばらく低迷しているように感じていましたが、復活した感が、自分の中ではありました。
時々は、宝塚もいいものだなと思いました。