満足度★★★★★
さすが人気演目!
鵜山仁演出のカルメン再演。
前回もみてはいるものの、さすがに日本人好みの舞台セット演出で目に焼き付くほどの印象を受ける。特に第2幕のリリャス・パスティアの酒場は圧巻である。
今回タイトルロール初のケモクリーゼ(メゾ・ソプラノ)は表情豊かでエロティックで魔性の女ピッタンコ。ストーレートに通るブレのない声は聴衆を魅了したと思う。ドン・ホセのリベロもクリアーなテノール。風貌もイメージピッタリだ。この二人はまさにはまり役でキャスト申し分なし。ミカエラ浜田さんも負けず素晴らしかったです。観客の大きな拍手にケモクリーゼさん上機嫌だったようで、最後の幕しまろうとしてるのに、まだカーテンコールしようとして、幕締めを止めさせていました。