授業 公演情報 「授業」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 3.0
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  • 実演鑑賞

    イヨネスコが半世紀以上も上演に耐えている事が面白い。不条理劇を「分かる」には時代性という補助線が必要に思われるので。激動の戦後と経済、技術の発展を経て一巡り、時代遅れと言われた時期もあったやも知れぬ。が、この狂気こそ今見ている現実に漸く釣り合うとどこか本心で思ってる自分がいる。
    授業はグロテスクな話だが突飛な台詞によってリアルが解体されて緩衝材になっている。
    俳優三氏共がシュールな役に各様の魅力でもって迫り、秀逸。テルプシコールには多分10年以上ぶりに出掛けたが、かく趣きある劇場だったか。。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    また難解なグダグダを延々観せられるんだろうなと予想してダウナーな気分で観劇。いやこれが実に面白い。話としては今では古典的なコント。月船さららさんは唐組に出てる時のような空っぽの器。「われはでくなり つかわれて踊るなり」。空っぽの容器には何でも幾らでも無限に入る。川村毅氏を初めて役者として観て驚く。素のままで存在しているよう、演じている感じが全くない。万有引力の看板女優である森ようこさんの盟友、佐藤梟さんも素晴らしかった。全ての計算がズバリと嵌まった演出。

    上演前から女中の佐藤梟さんが雑巾で黙々と床や家具の拭き掃除。呼び鈴が鳴り、新しい生徒である月船さららさんの来訪。老教授、川村毅氏の個人授業が始まる。「歯が痛い!」

    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    自分は筒井康隆にメチャクチャ影響を受けて生きてきた人間なのだがいろんなことに合点がいった。成程、小説としてではなく戯曲として(舞台をイメージして)作品を書いていたのか。舞台フォーマットを体感しないと理解出来ない感覚がある。

    いつか月船さららさんと森ようこさんの対バンなんか観れるのかも知れないとの期待。

    テルプシコールの持つ雰囲気はまるで精神病院の隔離病棟のよう。

    多分元々は性的サディズムをかなり匂わせた戯曲なんだろう。優生思想と全体主義が性的快楽に結び付く瞬間を捉えた刹那。

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