期待度♪♪♪♪
二度と観ることが出来ない舞台。
「これから先、もう二度と観ることが出来ないであろう舞台。」
‥と書けば大袈裟だが‥‥。
原作本778ページの内容を、チラシを見る限り一部Wキャストの総勢26名の役者が演じ、既に上演ずみの[前編] 第一幕・第二幕を含め8時間に及ぶ大作を、これから先、ほかの劇団が挑戦することは考えづらい。
それも、[前編]と[後編]の時期をずらすと[前編]を見れなかったひとが[後編]には来づらいというリスクを承知の上でのこの挑戦は、演出家、劇団のこの作品に対するひたむきな熱意を感じ、それだけでも観たくなる。
[前編]を観たものとしては‥‥。
犬と猫の話ではあるが、人を犬や猫に模したものと考えて観た方が良いと思うし、単純に組織化した犬たちと、自己中の猫たちとの戦いの物語だけに終わるとも思えない‥‥。
[前編]で感じた空気から、スッキリした終わりも考えづらいが、今まで経験したことのない余韻を与えてくれるような気がする。
まあ、そりゃぁ [前編]を観てるに越したことは無いが、自分が[前編]に感じたのは、あくまでもイントロ。ほんとの面白さはこの[後編]にこそあると思う。
多分、パンフにはきちんと[前編]のあらすじなるものを書いてくれてると思うし、すべてのキャラクターを軽く頭に入れて観れば大丈夫‥‥かな。
[前編]に入る時、あまりにもキャラクターが多くて分かりづらい部分もあるのかなと思ったが、それも無かったし‥、むしろキャラクターが多い分、物語の流れによっては感情移入するヶ所が変わっていき、それにより物語を観る角度が180度変わったりすると言う面白さもある。
難しい演目だと思うし、役者さんが多いとチームワーク、タイミングなど難しいことは沢山ありそうで、期待度は4にしているが、地元で活躍する良い役者さんたちがたくさん揃ってると思うので、キレッキレの芝居で満足度26にして欲しい‥‥(笑)。
個人的には、動物たちに付いてる名前は単なる記号ではなく、意味があって名づけられてるものだと思うので‥(ヨゴロウザは違うかな‥)、名前とそれぞれの行動、考え方を少し注意して観たいかなぁ‥。
ただ、わたしは観れるのだろうかぁ‥(苦笑)
知り合いがいれば、チ○ットは役○さんからが良いのかな‥。
一応、見れるっぽい。