ホチキス最新作「天才高校〜デスペラード〜」 公演情報 ホチキス最新作「天才高校〜デスペラード〜」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-29件 / 29件中
  • 満足度★★★★

    天才
    面白い。

    ネタバレBOX

    本郷(山崎雅志)…高校生刑事。天才高校の争いを止めるべくやってきた。類まれな読解力で小野寺から慕われる。
    リリー(小玉久仁子)…特訓の天才と偽る、裏切りの天才。本郷へ通報し、争いを止めようとした。
    二宮(林修司)…生徒会長の天才。元々孤独だったけど、リリーや磐梯と親友になった。音無が好きだったけどフラレて抗争に踏み切る。
    磐梯(加藤敦)…番長の天才。リリーや二宮の友人だった。番長らしくあくどいこともやるけど、猫をかわいがる優しい男。
    小野寺(ウチクリ内倉)…あいまいな天才。アレというフレーズを多用するため発言がよくわからん。本郷とともに抗争をとめた。
    早乙女(斉藤陽介)…ライバルの天才。いかにもライバルな男。
    音無(斉藤美和子)…思わせぶりな天才。副生徒会長。色々かわいい。
    蓮美華(木内文香)…妹の天才。リリーには通じなかったが、強力スキル持ち。
    時枝(山本洋輔)…ハッカーの天才。黒幕からの指令で色々悪事を働く。自分のために能力を使うようになり、早乙女に認められる。
    吉沢(松本理史)…長老の天才。実は天才高校のプログラムで、才能を押し付け学力アップを図った。廃校が決まりすべてを壊そうと画策する。
    はやし(林弘二)…吉沢の付き人。何の天才かは不明。

    90分。漫画なキャラクターたちばっかで非常に濃い。ニヤニヤしちゃう作品。クセのあるコミカルさで進めて、ちょっとだけミステリーな感じとか友情のふくらみとか盛り込んで、短めながらもボリューミーな舞台。
    終盤の、吉沢がロボット化?する展開と演出は流石。しっかり巨大ロボットな感覚になってた。なんだかんだ楽しめるようになってるのがいい。

    シーン毎に入る(なんていうのか)決めポーズがとても好き。あと、女性の衣装の生地も素敵。
  • 満足度★★★★★

    すごい・・・
    ホチキス初観劇。正直今までこのテンションや勢いの芝居はあまり好きじゃなかった。舞台美術もなく声を張り上げる感じの芝居は上滑りしてる劇団が多い気がする。
    でもホチキスは違った。

    ネタバレBOX

    終始ベタというか漫画的な役というよりもキャラが出てくる。でもなぜか面白い。確かにテンポはいい。だがそれだけでなく圧倒的な演技力、身体能力。特に小玉さんは一人芝居されるだけのことはある。ひとつのセリフ、擬音をとってもそこにすでに世界観、空気感がある。だから浮かない。引き込まれる。各キャラの「天才高校」のブリッジもいい。物語もよかった。特に終盤にかけてはなぜこんなに馬鹿らしいのに笑えて感動してしまうんだろう。回転扉を利用したスピード感ある殺陣。生徒会長対番台、リリィ対長老。あつい。そして終盤の巨大ロボットの演出。天才高校(長老)の演技もよかったし、ロボの手をそう表現するとは。展開はべただけどめっちゃテンションあがる。そしてライバルの天才はうまい。なんておいしいし便利なキャラなんだろう。各場面に顔を出し潤滑油になっていた。
    アフターイベントも面白くすっかりファンになった。役を好きになることはあるが役者や劇団をこんなに好きになるのははじめて。面白い。しかし面白いというよりも好きな劇団。応援したい劇団という印象を抱いた。
  • 満足度★★★★

    劇画!?
    漫画から飛び出て来たようないでたちにキャラクター、ストーリーも終盤に向けてどんどん漫画チックに!!たっぷり笑わせてもらいました! 妹キャラにもやられました!!

  • 満足度★★★★★

    コユイ
    小玉久仁子さんの魅力が完璧に活かされていました。

    月刊小玉久仁子11月号「かっこEダンス」もあってお得感いっぱい。

    ネタバレBOX

    天才高校とは、天才が集まってくる高校ではなく、入学時に各人にテーマが与えられ、それぞれが三年間でそのテーマの天才を目指すというシステムを有する高校で、話は、生徒会と番長グループの抗争を収拾しに来た高校生刑事が、抗争の混乱に乗じて廃校のショックを紛らわそうとした校長の陰謀を暴くといった内容というか、一つ一つの濃いシーンを楽しむのが正解というものでした。

    濃い中にいると埋没することなく、個性が何倍にも増幅されるのが小玉久仁子さんです。ですから、同じリリーでも、今回同様現実ではなく空想世界ではあっても、ちょっとしっとり系の『遠ざかるネバーランド』のときのタイガー・リリーは、タイガァァーーの濃さが浮いて聞こえましたが、今回は彼女の魅力を遺憾なく発揮できる登場人物全員が濃い、最高のお膳立てでした。

    木は森の中に隠せではないのが小玉さんです。また、水に浮かんだ油のような存在です。これが本来の小玉さんの功罪ですが、しっとりとしたお芝居でしっとりとした彼女を見てみたいとも思います。

    生徒たちが解答したドリルの答え合わせのアフタートークがあって、その後で月刊小玉久仁子11月号「かっこEダンス」がありました。ラジオ体操から変化していく不思議な創作ダンス、多才です。ダンスが始まる前に、妹の天才が絶対領域を直していたのが妹っぽくて可愛くて正に天才、素敵でした!
  • 満足度★★★★★

    ツボでした・・・(^。^;)
    初っ端の出だしから最後までノンストップのつかみに、
    まぁとことん握り込まれました・・・。
    ここまで徹底的に漫画的に作られると白旗です(^^)

    観客のひとりで未就学児っぽい子も天才高校の校歌を口ずさんでいました。
    恐るべき影響力!

    なかなかに楽しめたアフタートーク(役者さんのガチの国語の試験回答)
    入れての約2時間(本編は90分です)

    ネタバレBOX

    お勧めできない芝居を観ると、
    ホチキスさんの”楽しませましょう(^^)”
    という精神と表現の素晴らしさを再認識させられます。
    ”やりこみ芝居”とでも言いましょうか? 引き込まれます!

    何事にも全力で徹底的にやる事は素晴らしいんだと教えてくださいますねっ!
  • 満足度★★★★★

    (^o^)
    笑いました。面白かった。いろんな天才が居たけど、「妹の天才」が最高かわいかった。テンポも良かった。一部難解な個所もあったけど。前説、後説、期末テスト、まるっと面白かったです。

  • 満足度★★★★

    なるほどね!ただ・・・
    なるほど「笑い」に徹していたのですね。たしかに馬鹿笑いしてしまいました。何にも考えず,ただ芝居を観て笑う。これもまた良いものです。ただ,いままでのホチキスにあったロマンが,「笑い」に隠れてしまったようで,これはちょっと残念。でも,十分楽しめました。本編のみならず,期末テストやダンスでも。笑いが盛りだくさんでしたね。

  • なるほど、ダンスの上手い人
    というのは、どんなに激しく踊っても頭や顔が全くぶれないんだなぁ、と感心。ってこれはおまけでした。本編は・・・・なんかよくわからない~。内容が難しいとかではないのだが、このギャグ世界に全く入っていけず、はじかれてしまった感じだ。場内は笑いの渦なので、たぶん入っていけない私が悪いのだろう。大仰なせりふ回しや説明的なギャグに疎外感を感じた。

  • 満足度★★★★★

    想像を超える学園ドラマ
    「○○の天才」ばかりが集まる天才高校に一人の学生刑事(デカ)が現れて難事件を解決する物語かと思いきや、ストーリーは意外な方向に進み想像しえない結末へと向かう、それでいながらストーリーは強引な感じを与えずに進められる。そして何より登場人物が魅力的。ホチキス的痛快学園(ちょっとSF)コメディの傑作です。

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