「2LDK」-2013- 公演情報 「2LDK」-2013-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 〈女優〉〜〈女の子〉の狭間で
    若手美人タレントが舞台上をリングに変え、演劇による女子プロレスを展開すれば、こんな壮絶さ が待っているのだろう。

    「女優」としての譲れない意地は○と○の2つの卵へヒビを与える。真っ白な卵が割れる様は スーパー•スローカメラで撮影すべき「崩壊への軌跡」で あって、ある種、喜劇的なアプローチに基づいて演じる女優の悲劇だろう。

    ネタバレBOX


    「じぇじぇじぇ」と いった流行語の連発を捉えれば、2013年版のオリジナルを強調する以上に『あまちゃん』へ出演したい新人女優の心理、もしくは その現実を描きたかった演出の意図が ある。流行語を取り入れたいのなら、「今でしょ!」の方が舞台向きのはずだ。

    携帯電話に鳴り響く「じぇじぇじぇ」と、その留守番電話が○の狙ってる男性の声であったシーンは、女優から女の子に至る揺れ幅を示す。


    生クリームを髪にぶっかけたり、マヨネーズを ぶっかけたり、陶器とアルミ•パイプで 戦うシーンも、当然ながらセンセーショナルだ。これを「殺陣」に置き換えれば理解は進む。
    しかし、そうではない。

    心象面の「崩壊への軌跡」であり、観客すらストレス発散できる。

    「女優は、どんな顔になっても、一晩寝れば元通り」


    そうだ。みな女優という名の女子レスラーなのだ。

  • 満足度★★★★★

    【F:久住小春×プー・ルイ】観劇
    バトル強烈!

    ネタバレBOX

    プロダクションが管理しているマンションに暮らしている25歳(実年齢29歳)の先輩女優と、これからオーディションを受けようとする19歳の大学生で女優の卵がマジ喧嘩する話。

    それぞれにトラウマがあって、今一つ身が入らないというか、これまで成果が表れていなかったという二人でした。

    今回のオーディションは社長の力もあってどちらかがヒロインに選ばれるということでお互いを意識し、意地悪や嫉妬心などが次第にエスカーレートしていきバトルにまで発展してしまいました。

    大量の納豆をぶっかけるのも凄いですが、お好み焼きにかけるようにマヨネーズを体中にぶちまけるのは見た目強烈でした。凶器まで持ち出してのバトルは壮絶でしたが、顔に傷がついても、何があっても女優は次の日には女優の顔に戻るもの的な台詞は素敵でした。

    本当の殺人事件になったかとも思いましたが、二人とも無事で何よりでした。ヒロインの両面を描くということで二人とも合格しました。おめでとうですが、とは言ってもその後の活躍が保証されたわけではありません。合格を知ったときの先輩の言葉、また生き延びてしまったはとても印象的でした。
  • 満足度★★★★

    今どきのアイドル!
    今どきのアイドルは何でもやります。
    ポテトチップスにビールかけ、口だけでたべたり、
    生クリームかけたり、しらたきかけたり、身体はった演技はなかなか観られません。
    ふたりのアイドルのトラウマの演出怖いですね。
    話している言葉と裏腹の心の中でつぶやく悪口の見せ方よかったです。

  • 満足度★★★★

    E:松本まりか×宮﨑香蓮
    文字通りの意味で女優を滅茶苦茶にしてやろうという作品なので、好きな女優が出てればかなり面白いと思う。

    この内容の芝居をやってやる、という女優のかたの心意気は素晴らしい。

    ネタバレBOX

    録音が多用されていたのが少し気になった。
    手軽に笑える演出だけど、内心を表すのは芝居で見せて欲しい。
    折角、芝居なのだから。
    初舞台、って人も多い様なので、だからこその演出なんだとは思いますが。

    二人の人物のそれぞれが重い問題を抱えているが、それほど活かされてはない様に見えた。
    ひとりがカムングアウトした後、あれを聞いてどろどろの争いに振り切れるものだろうかと疑問。
    まあ細かい心情を求める作品ではないと言うことなのだろうけど。

    オーデションの結果が出て仲直り?したんだろうけど、そこも不自然でないように作られてたら台本として神懸かった気がします。
  • 満足度★★★★

    2LDKは女の戦場か。。
    流血もいとわぬ凄まじいバトルの行き着く果ては。。。。
    冷蔵庫を開ける場面が最高!!

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