正義の人びと 公演情報 正義の人びと」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    感情、情熱、熱量、哲学
    会場の入り口から、演技がおこなわれるスペースを通って客席へ。
    席につけば目に飛び込む鮮烈な赤。シンプルながら、目をひきつける赤い布の湾曲が美しく、静かに流れるピアノ曲(クラシック/不勉強で作曲家はわかりませんでしたが、おそらくロシアの作曲家なのでしょう)と共に会場の空気を醸成している。美術は非常にシンプルで、不可解な木組みの部品は天井から垂れ下がっている…。

    その不可解な部品は当然ながらうまく使われていました。開演前にそれをどうやって使うか、予想するのも楽しみの一つですよね。

    椅子は小さいのにつめつめで置かれていて、たしかにちょっと不便でした。おとなりの方と必然的にお話しすることになるので、それはそれで嫌いではありません。

    出演者の方はほとんどが初見の方。最初からエネルギー量多くテンション高く始まるお芝居で、あまり得意なパターンではなかったんですが、じわじわしっかりと芝居へ引き込んでもらいました。
    感情が根源にある哲学的な長いセリフが多くて、役者さんは大変だったろうなと思います。とはいえ、すでに宇都宮と東京での公演を終えて大阪に来られていたわけで、かなり練り上げられている印象を受けました。
    主宰のコロさんはさすがの存在感。素晴らしい色香と、狂いとを味わうことができました。コロさん演じる大公妃がいるあいだは、会場がものすごく緊張感ある空気でした。あと、いい香りがしました笑。客席と役者さんが至近距離に存在するゆえに味わえることでした。

    終演後、しずかに余韻を感じたくなるお芝居でした。
    そして、小難しい岩波文庫を手に取りたいと、そう思ってしまうくらい、しばらく影響をひきずりました。ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    観てきました
    内容難しいかなと思っていたのですが、元を知らなくても分かりやすい演出になっていました。
    赤を基調にしたステージで革命という題材を強く感じることが出来、シンプルだからこそ役者さんそれぞれの感情がストレートに伝わってくるいいお芝居でした。

    スペースとそこにいれる人数の問題だと思いますが、3列目の椅子の配置が少し狭すぎて隣の人と常に触れてしまっている状態で、時々集中が途切れてしまったのが残念です。

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