デンキ島~松田リカ篇~ 広島版 公演情報 デンキ島~松田リカ篇~ 広島版」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★★

    創り手の思いを超えた舞台
    「創り手の思いを超えた舞台」  
    ‥‥って、勝手に思ってます‥(苦笑)  

    アフタートークで演出家が、
    「ぶっちゃけ、新作が出来なかったので‥」とは、言われてましたが‥。  
    やはり、広島からこの話があったときから、この「デンキ島」で、もう一度、劇作家・演出家としての、自分のバックボーンを再確認したい思いの方が強かったんじゃないですかね‥。主役の松田リカと演出家が、なんとなくダブって見えたような気もするし‥。なんとなく、そんな感じがする。  

    松田リカ役に、初舞台の女性を持って来たのは良かったですね‥。ポジション的には経験で全体を引っ張るというより、周りの役者さんの演技・思いを、時には反射する鏡のように、時に吸収するスポンジのように、彼女を中心に周りが動いていくという感じだったから‥。  

    広島組・東京組、異なるバックボーンで生きてる人たちのキャスティングも絶妙だったし、それぞれのぎこちない関係から、徐々に近づいていくという感じも、この舞台と合ってたんじゃないかと思う。  

    音楽は、シンプルだったけど良かったです。あの音楽との相乗効果で、けっこう気持ちを持って行かれた人が多かった。  

    楽日は、すべての役者さんたちもノッてたけど、お客さんも演劇だからと変に斜に構えず、シンプルに感じ笑い泣き楽しんでるひとたちが多かったので、一緒に観ててほんと楽しかったです。  

    妙にノスタルジックで、
    胸チクチクや……ダラ。

    ネタバレBOX

    松田リカの役って、この世界で生きる人たちの中に、わずかに残る無垢というかピュアな部分の象徴みたいなものだから、それで、やっぱり主役は彼女じゃなきゃダメだったんだろうなぁ。あとは、観て芯の強さを感じ取れるところか…。ちょと個性的な声やけど、張らなくても不思議と良く通る声やったなぁ。
    あと、楽日のリカの一本背負いはすごかった。  

    今回の古山さんは特に良かった、ここまで出来る人とは‥。  

    三宅さんは、以前観てたのが、あつかましい役ばっからだったからか、こんな可愛らしい役が上手くできるとは思わなかったぁ。  

    中井・象の親子は、情けないくらい羨ましかった‥。  

    本土から来た怖い人たち(笑)が、突然登場したときの、テレビゲームの演出は良かったなぁ。  

    役者さんの書き込みが、地元の人たち偏重になって申し訳ないのですが、全ての役者さん、チームワーク ほんと素晴らしかったです。

このページのQRコードです。

拡大