チャングムの誓い 公演情報 チャングムの誓い」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ものすごく圧縮されていました
     テレビドラマで50話以上の話を3時間に圧縮するわけですから、ものすご~く省略されていました。それでも演技力(?!)と豪華舞台装置ときらびやかな衣装、それに効果的なBGMで、よく出来たエンターテイメントに仕上がっていました。
     私たちの席は前から2列めで、かなり舞台に近く、俳優さん女優さんの生声が届いていました。そのかわりマイクを通した音は全然聞こえて来ませんでした。スピーカの配置など音響効果がうまく調節されていたのでしょう。ナマ声しか聞こえて来ないので、役者の発声の良し悪しがよくわかりました。
     主役チャングムの菊川怜は、それなりに通る声が出ていました。
     今日の舞台で一番よく声がよく通ると感心した女優さんは、チョン最高尚官を演じた前田美波里です。聞き易くキリッとした声でした。ドラマのチョン最高尚官のイメージと較べると若すぎる感はありますが。
     悪役、チェ尚官は多岐川裕美が演じました。ドラマに近い雰囲気が出ていたと思います。
     ハン尚官は波野久里子。ドラマのハン尚官とは少しイメージが違いますが、舞台慣れしている演技は、存在感があり、リアリティを出していました。
     ミン・ジョンホは山口馬木也という方。ドラマよりも雄々しい風貌が、なんか違う感じでした。私の中では、ミン・ジョンホは、もっと「やさ男」のイメージなのですが。
     舞台はチャングムが矢に射抜かれ血を流している母と一緒に、悪者から逃げているところから始まりまする。このときのチャングムは子役です。まもなく、母親は死んでしまいます。テレビドラマでは、チャングムがひとり母親の最期を看取るのですが、舞台では母親が死ぬと間もなくカン・ドックがやってきて幼いチャングムを連れて行ってしまいます。やがてチャングムは宮廷に使えるようになり、スラッカンの仲間と打ち解けられずに、ひとり大根を洗っています。そして、ハン尚官の名前を呼びながら幼いチャングムが舞台奥に消えると、入れ替わりにハン尚官の名を呼びながら菊川怜演じるチャングムが舞台奥から現れて来ます。そして、舞台に垂れ幕がおり、垂れ幕に「宮廷女官チャングムの誓い」のタイトルが映し出されてプロローグが終わります。
     ハン尚官とチャングムが、お互いが相手を、母の親友であると、親友の娘であると、分かったときのシーンでは、会場から拍手が沸き起こっていました。また、感動を誘うBGMとあいまって、ハン尚官が死ぬ場面などは涙を誘っていました。
     幕間の休憩は20分です。1幕が終わったら、ダッシュでロビーへ行き、ランチに買ってきたサンドイッチを食べるべくロビーの椅子とテーブルを確保しました。そして、家内はすぐにトイレに。一幕終了とともにダッシュしたおかげで、家内も女性トイレが混む前に用を済ますことが出来ました。サンドイッチを10分ほどで食べ、まだパンを食べている家内を残して、自分はトイレに。トイレからの帰りカフェコーナーでコーヒーを買って、家内のもとへ戻りました。しかしコーヒーを買って、ロビーの席まで持ってきたら、休憩終了の予鈴が鳴ってしまい、あわててコーヒーを飲まなくてはなりませんでした。飲んだコーヒーカップはそのままロビーのテーブルにおいてきてしまいました。係りの人が提げてくれることを期待して。
     日生劇場にはちゃんとクロークがあります。でも、あんまり目立たないようです。クロークを使っている人が少なかったみたいです。私はオーバーコートを着ていったので、客席に持ち込むにはかさばって邪魔なのでクロークにあずけました。若い女性のハーフコートなどは、客席に持ち込んでひざの上においている人が散見されました。
     カーテンコールは、あっさりとしたもので、ミュージカルのように何度も挨拶を繰り返すことはありませんでした。

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