臆病な町 公演情報 臆病な町」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    ふっ、と笑ってしまった。
    ふらりと入ってしまったという感じで観ました。
    全体的には頑張っている感じがしなくて見やすかったです。
    でも素敵でした。中学生の地団駄踏む気持ちとか笑わずにはいられません♪
    高校の文化祭を観ているような親しみやすさで楽しませるプロの芝居でした。

  • 満足度★★★★

    良かった
    チラシ、タイトル、劇団名から想像できない、純粋なコメディでした。
    これほど綿密なコメディが出来るのは、青年団派生であるからだろうか。
    ただ、スタイリッシュなチラシから想像出来ないのは狙いなのかもしれないが、もっと内容と直結したものにし、間口を広く持っても良いように思う。
    楽しませていただきました。

  • 満足度★★★★

    ただ面白い!
    ただただ面白い。玉田企画に期待するユル〜い笑いが、しっかり満喫出来たので大満足でした。過去の小劇場で上演された作品に比べるとシンプルな構成に感じましたが、役者さん達も好演で、この心地よいユルさを、もっとたくさんの人が気に入ってくれたら良いなと思います。

    ネタバレBOX

    マトリョーミンが喋るとかヤバすぎる‼飯田さんを一貫して中学生だと言い張る強引さも好き過ぎる‼爆笑しました。
  • 満足度★★★

    そこはかとないおかしみにやられた
    .青年団独立後の第一回公演から三鷹で、って、何気に
    ものすごい快挙だと思います。それだけ、実力を認められて
    いるということだと思いますが、シリアスにならずに、巧妙な
    笑いで突き抜けるその作りは見事だと感じますね。

    ネタバレBOX

    この作品は、昔ながらの旅館に強化合宿に来た中学の卓球部、
    大学も会社も一緒のOL二人と、彼女達とは大学同期で、仕事
    続かず無職、OLの片方のヒモとして生活している男とが一堂に
    揃うことで始まる、かなり直球のコメディ。

    部屋で枕投げして障子破っちゃう中学生二人、友人がヒモ男と
    別れないのに業を煮やして自分から男に色々暴露しちゃう、
    少し面倒くさいOLに、言うこと格好いいけど追いつめられると
    手も口も出まくる典型的なまるでダメ男なヒモと、

    コメディなので、とにかくキャラが分かりやすい。そして間の
    取り方の上手さも笑わせるためのセンスを備えていると
    いえると思う。

    中学生たちが今年転任する自分たちの顧問に向けた
    手紙を読む場面の、事前準備をおろそかにした末の
    しっちゃかめっちゃかぶり、感動のかけらも無い
    ボロボロ感が、特に劇場を爆笑の渦に巻き込んで
    いました(笑 まったく呼吸の合っていない読みっぷり最高。

    お笑いの中でも、関西的なボケと突っ込みというよりは、
    いつの間にかポイントがズレにズレてどうしようもなく
    なっていく感じの笑いなので、そういうのが好きな人には
    たまんないと思います。

    細かい会話のネタを何度も繰り返すとことか、全体的に
    緩い感じがほんの少し五反田団にも似てるけど(本作には
    五反田団の人も客演しています)、ちゃんと笑いはしっかり
    拾ってくれるので、そこは流石だな、と

    青年団系で、ここまで笑いにシフトしている劇団も珍しい。
    笑い好き、コメディ好きとしては、今後も出来るだけ、その
    動向を追っていきたいですね。
  • 満足度★★★★

    実感系苦笑コメディ
    夏合宿で来た中学卓球部の面々とダメ男・その彼女・そのまた親友3人組とのとある宿での邂逅。
    「あるあるー!」な状況をじっくり積み上げておいてのクライマックスなので共感するというか、舞台上の人物の気持ちが手に取るようにワカる、あるいは「あったなぁ似たようなこと」で、面白い。
    「実感系苦笑コメディ」とでも言うべきか?

  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    玉田企画の【臆病な町】を観劇。

    青年団系列で、現代口語演劇を基本している劇団。

    とある温泉宿で卓球部の合宿で来ている中学生たちは、厳しい監督の下、明日からのきつい練習が控えているにも関わらず、枕投げに興じたりして楽しい日々を過ごしている。
    そして今回の合宿を最後に転勤してしまう監督にサプライズのお別れ会を催そうと部屋に行くと、そこには女性をナンパした監督が、したり顔で酒を飲んで騒いでいる姿を目撃してしまう・・・・。


    玉田企画は、五反田団、城山羊の会の延長上にある劇団だな?と思っていたのだが、ややポツドールのお笑い版というところか。決してセミドキュメント的ではないのだが、誰もが今までに経験した出来事を再現している辺りや、俳優が演じているというより素に近い感じがして、共通点を感じてしまう。
    ただ決してリアリティーを求めている訳ではなく、綿密に創作としての面白さを追求しているので、観客はまるで己の経験を体感してしまうが如く、物語の世界に入っていけるのである。
    そして毎回感じるのは、始まった瞬間から終わりまで物語のつぼにハマってしまうので、この劇団の虜になってしまう。
    そして毎度の事ながら、最後の終わり方がそれまでとは相対するで表現方法で攻めてくるので、更なる印象深さを醸し出してくれる。

    お勧め!

    墨井鯨子という変わった名前の女優は何度か目撃しているが、今作でファンになってしまったようだ。
  • 満足度★★★

    上演時間約100分、体感時間80分
     タイトルと内容は無関係。チラシのあらすじと本編のストーリーは全く別物。
     カーテンコール無し。
     卓球部の合宿に来た男子中学生4人と、顧問のおっさんバツイチ教師。
     温泉旅行に来たOLコンビと、うち1人にたかってヒモ暮らしを送るアラサー無職のろくでもないその彼氏。
     同じ宿に泊まった2組が交わって起こる小騒動を描いた口語劇的日常劇。
     この種の劇ってそんなものなのかもしれないが、100分という上演時間に見合ったボリュームは感じられず、体感的には80分くらいの印象。笑えるいっぽう冗長さも感じられた枕投げのシーンや“いいキャラ”の教師によるお説教シーンを縮め、最後の見せ場にもっと時間を割くべきだったか?
     そうすれば腹八分目くらいの満足感は得られたはず。
     こじ開けた口に無理やり食べ物を注ぎこんで満腹にするような劇よりもこの種の劇のほうが好みとはいえ、腹七分目で劇場を後にするのはやっぱり忍びない。
     カーテンコールを加えただけでも満足感はいくらか上がったと思うのだが…。
     刻一刻と変化する感情を手つきや表情をコロコロ変えて細やかに表現していた墨井鯨子さん、ロクデナシを迫真の演技でじつに生々しく演じてみせた海津忠さんをはじめ、皆さんの演技にぜひとも拍手を送りたかっただけに、カーテンコールの割愛は惜しまれた。
     カーテンコールに持ち込めないほど重い劇というものもあるけれど、本作はそこまで重くもなかったことだし、あえてやらない意味が見出せない。

    ネタバレBOX

     転任が決まった教師にあの手この手で謝意を伝えて感動を与えようと生徒達が夜おそくアポなしで部屋を訪ねると、教師はナンパしたOLコンビと酒盛り中。妙な空気が流れる部屋へ口論のすえ自分をフったOLを探しにロクデナシまでが乗り込んできて、生徒ら一同が見守るなか「あんた、他人(ひと)の女と何してんだよ!」と教師に詰め寄る最後の修羅場は見もの。
     ただ、ロクデナシの怒りが過熱し状況が重くなるほど可笑しみも増していくという名場面をせっかくこしらえたのだから、ここは一つ、ロクデナシにもっと暴れてほしかったところ。
     バルブとしては、OLコンビを引っかけたことからほの見えた教師の下心をズルズルと引きずり出して欲しかった。
     教師がこっそり用意した2つのコンドームが枕の下から見つかり、ロクデナシがさらに教師を問い詰めたあげく殴り倒すようなシーンがあっても良かったか?
     子供たちが気まずそうにそれを見ていることによって大人の修羅場が喜劇に変わるこの場面のこと、上記のようなことが起こればこのシーンはさらなる笑いを呼び込んでもっともっと盛り上がった可能性も。
     ともあれ、初見だったこともあり、この団体を正しく評価することはまだ不可能。評価するのはもう1、2作観てからにしようと思う。
     というわけで、3つ星は純粋に作品に対する評価です。

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